子どもがインプットするときはモーダルチャネルを重視しよう

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人には覚えやすい覚え方というのがあります。
これが、けっこう人によって違い、子どもにもその考え方が当てはまると思います。
(子どもからはわかりやすいフィードバックがないので、データは取りにくいですが、脳みその基本的な出来は大人と子どもでは大差ないはずなので『この考え方を採用します』。)

人間には覚えやすい覚え方というのがあり、人によって違います。
新しい歌を覚えるときがわかりやすいでしょうか。

メロディーを聞いただけですぐ覚えてしまう人(耳がいい)
歌詞がわかったほうが覚えやすい人(言語が記憶に直結しやすい)
身振りを取り入れたほうが覚えやすい人


私は歌詞を見た上で口の動きで歌を覚える人です。なので、覚えるまでに相当な時間を費やしますし、
歌を聞き流しているといつまでも中途半端な鼻歌レベルのままです。(カラオケでも歌えないレベル)

でも、『この歌を聞いたとき、自分がどんな状況でどんな気分でいたか』はすごく覚えています。
『20代の時、白い愛車で山道をドライブしているときに聞いた。外は雨でうすら寒かった』
『H県に主人と二人で住んでいる時に主人の部屋で聞いた。徹夜でアニメを見た』のように。
私の耳は情動記憶(要は思い出)と直結しているのですね。

主人は耳がいいので、聞いたままのメロディー、歌詞を歌います。
『昔、誰それがカラオケで歌っていた歌』とかを平気で歌ったりします。
聞いただけとは思えないほど整っています。
頭の中で文字情報に置き換わっているのか?というくらい情動と関係ないです。

どちらが歌が上手かはこの際関係ないので割愛しますが、
要は、それぞれがそれぞれの記憶方法をトレースしていると効率がめちゃくちゃ悪いです。

効率の良い覚え方はそれぞれなわけです。
(じゃあ学校の宿題とかは向き不向きがあり、効率めっちゃ悪い子もいる、ということになりますね。受験必勝法とかも同じです)

長女は主人に似て耳がいいです。

下二人はまだ小さいのでわかりません。
もう少し大きくなると傾向が見えてくると思います。

・・・

さらに何かを考えるには自分がどんな状況に置かれているか、自分のまわりになにがあるかを正確に解析する必要があります。

よく赤ちゃんは「目の前の物をなめることでどんなものか見ている」と言われますね。
なんでも口に入れ、誤嚥の心配をしないといけない時期ですね。

どんな子も「なめる」が一番効率が良いインプット方法である時期があるのです。

それが成長とともに視覚情報が優位になったり、言語が優位になったり、耳が優位になったりして「なめる」重要性が減っていきます。

ごく少数だと思うのですが、大人になっても『なめる』が続いている人がいます。
なめるなんてキモい、とか、フェチとかの他者の評価は一旦無視します。インプットの話なので。

実は私は今だに『なめる』が一番重要なインプット方法な気がします。
体が(脳みそが?)なめたがるのです。
ただし、それは社会的にも許されていないし、衛生・感染を考えると無防備すぎて危険です。

例えば排水溝の掃除をしていても、『この黒いもの、どんな味がするのだろう?』と考えています。
(ここまで言語化はされていませんが)
もちろん、汚いと思っているし、食べたら体に悪いと思っているので食べませんよ。

小さい頃、窓の桟の砂ぼこりを『どんな味がするんだろう?』と思ったら我慢ができず食べたことがありました。
まずかったですね〜。

そう。もう赤ちゃんじゃないので、『なめる』は使えません。
一番効率良いインプットが使えないので、『なめる』に一番近い『さわる』を代わりに使っています。

なので、服を買うときはよーく触ってから買います。
色やデザインは二の次ですね。
買っていないものを『なめる』のは社会的に絶対よくないのでなめませんよ。

なので、有名人など滅多に会えない尊敬する人に会えたときは、恥をしのんで握手をしてもらいます。
有名人を『なめる』のは社会的に絶対よくないのでなめませんよ!
握手をしてもらいます。
写真とかも撮ってもらうのですが、圧倒的に臨場感が違います。

雑誌などの写真で見る
動画で見る
実際に動いているところを見る
ツーショットが撮れるくらい近寄って話す
握手してもらう
ハグしてもらう(ミッキーさんなどなら可能)

の順で臨場感が上がっていきます。

別のところで臨場感についてはまとめますが、臨場感は大切です。

駅前で募金のお願いをする団体がよく掲げているボードに、
『アフリカでじゅうぶんな医療が受けられず、100人に◯人が5歳までに亡くなる』
のような内容が書いてあることがありますが、
文章だけでなく、写真を見せることで臨場感を上げて重要性を高めています。

人は目の前で起きたことを重要と思うので、遠い異国で起きていることはあまり重要視しないからです。

ともかく、憧れの人の臨場感を上げるべく、握手をするように主人から言われています。

詳しいカラクリの解説は主人に譲ります。

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