『冬のカナダって寒いんでしょう?』
『凍えるんでしょう?』
『セントラルヒーティングが暖かく感じるのは寒さに慣れてる人だけでしょう?』
未知の寒さを想像して、おびえた私。
極限状態に陥った自分を想像して、日本で雪に強いブーツを買いました。
そして、カナダ・モントリオールでとった行動とは!?
日本で雪に強いブーツを手に入れるには?
きっと本場で手に入るブーツは水に強く、雪に強く、寒さに強いに違いない・・・。
本場のブーツがあれば、雪の日や、寒い雨の日に靴が濡れ、足の指がかじかみ、冷えで足首まで痛いような思いをしなくて済む。
しもやけの痒みに困ることもない。
足が極限まで冷えると、足踏みするだけで足の甲に痛みがはしる。
もうそんな靴をはかなくてもいいのです。
(安物をはいていました)
しかし、心配は尽きません。
もしかしたら、ブーツを買いに行く時間はないかもしれません。
手が出ない価格かもしれません。
さらに、手元に普通の靴しかなくても学校には行かなくてはいけません。
・寒さへの不安が最高潮
・旅行用品を買い揃えまくっていて財布の紐がゆるくなっていた
・インターネットで、「服は現地で買ってもいいが、靴はないと困る!」という情報に納得した
(歩くことにストレスを感じていると観光が捗らない、楽しくない。)
と、条件がそろった私は日本でブーツを買って行くことにしました。
ブーツを買いに行くためのブーツがないと困りますしね!(言い訳)
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近所のスポーツショップ
まず探しに行ったお店は家の近所にある安値がウリのスポーツショップ。
980円のゴーグルとか売っているようなところです。
ブーツのコーナーに行くと、ゲレンデで雪遊びをするような靴が2万円弱で売っていました。
雪山をトレッキングする時にはくような靴もありましたが、そのあたりはかなり本格的な値段がしていました。
しかもどれもショート丈で、品数も少なく、この中から選ぶには不安が残りました。
雪が降る土地にある普通の靴量販店
次は、自宅から山手へ50km。
雪がたくさん降る土地にある普通の靴量販店へ。
・・・雪国だけあって、防雪、防水、滑り止め機能のついたブーツがたくさん!
値段も1万円ちょいくらいだったので、これでいいかな・・・と思ったのですが、
女性用は寒さ対策はあまりされていなく・・・。
あと上記の店ほどではなかったのですが、まだまだショート丈でした。
私は冷えも雪が入ってくるのも心配だったのでここでも選びませんでした。
ちなみに主人はこの店で滑り止め機能あり+少し足首が高めの靴を買いました。
男性はあまり足の寒さを気にしないのかもしれません。
アルペンスポーツ専門店
本命のアルペンスポーツ専門店です。
ほかの商品の価格も高めなので、ブーツも高めだと予想されますがどうでしょう?
それがそこまで値段が張らないのです!
価格的にはほかのお店と大差なく、品はアルペンスポーツ専門店だけあって、防水、防寒、靴の裏にはスタッドレスタイヤと同じ仕組みの滑り止めがついています。
すねの部分が少しきつく感じましたが、ブーツに慣れていない上にいつもゆるゆるなスニーカーをはいていたせいかも。
じゅうぶん気に入ったのと、品と価格のバランスが一番良かったのでその場で試着して購入してきました。
冷え対策としては、
・風が通らない生地を選ぶ
・体から出る熱を保持してくれそうな中綿付きのものを選ぶ
・冷えは地面から伝わってくるので、ある程度厚底な靴を選ぶ
このあたりをチェックしてみてください。
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日本で買ったブーツは通用するか?
私が買って行ったブーツはじゅうぶん通用しました!
カナダ・モントリオールは家、講義室、地下街、地下鉄がかなり暖かいので、カナダでコートを買ってからは、コートの下は薄着になりました。
自然とブーツもタイツ一枚ではくようになったので、心配していたきつさも感じず、快適にはくことができました。
スネに風の冷たさがくることもなく、足底から地面の冷たさがくることもありませんでした。
「暑すぎて足に汗をかく」ということもなかったので、カナダ・モントリオールはすでにじゅうぶん寒かったのでしょう。
用意していってよかったです!
モントリオールの靴屋さんへ
でもなかなか来れないカナダ・モントリオール。
できることなら『カナダ仕様のブーツ』がほしいという思いもありました。
そんな折、語学学校の帰りにいつもと違う道を通ったら、おしゃれな靴屋さんがありました。
靴屋さんに入ると、若くてヒゲをたくわえたギャルソンが一人、お店にいました。
いかにもフランス人的な顔つきのお兄ちゃんで、それでいて立ち居振る舞いやファッションがおしゃれでした。
モデルさんかってくらい。
最初、私が警戒心まるだしだったみたいで、向こうも話しかけて来ず、少し距離をおいて放っておいてくれました。
途中から、主人が試着するのを手伝ううちに、店員さんに声をかけねばならず、そのうち話すように。
私も靴を見始めたため試着したりし始めたので、それを手伝ってくれたり、サイズ違いを探してくれたり、アドバイスをくれたりしました。
こちらがたどたどしい英語で話しかけても言葉を遮らずに最後まで聴いてくれました。
Sorel(ソレル)
ソレルは広く売られていてスノーブーツとしてはかなり有名みたいです。
写真を見ればわかると思いますが、かなりスタイリッシュです。
スノーブーツでここまでかわいく見えるものってなかなかないです。
この靴をはいたら、足がスラーっと長く見えるでしょう。
カナダ・モントリオールで売ってるだけあって、防雪・防水・防寒・滑り止め加工もバッチリです!
試着すると中はもこもこでとても暖かかったです。
こんなブーツ、日本では見たことありません。
(私が知らなかっただけかも)
・・・しかし、足が幅広な私にはすこしきつく感じました。
今までゆるゆるな靴をはいていたせいかもしれません。
小指のあたりにもうすこし余裕があったら買っていたと思います。
Pajar(パジャール)
次に店員さんが勧めてくれたのが「Pajar(パジャール)」。
パジャール公式サイト→Canadian Boots & Winter Coats | Pajar Canada
(英語、フランス語対応)
モントリオールのメーカーなんだそうです!
パジャールはソレルより太めにできているので、少しもっさりした印象がありました。
でも、はいてみると・・・。
はきやすい!!
ふんわりしたはき心地で、内側はもこもこしてて暖かいです。
何より靴底がカエデ柄なのが気に入りました!
こんな靴底です。
カナダっぽい!
ソレルもステキなブーツだったのですが、きつく感じる靴を買って足を痛くしてしまっては観光も楽しめないし、せっかく買って帰った靴が靴箱で眠るのも悲しいので、はきやすさを優先に考えました。
ソレルとパジャールの選ぶポイント
ソレル・・・足をすらっと見せるスマートな形、しっかりした革
パジャール・・・ゆったりした形、足を柔らかく包み込む革
どちらのブーツにも良い点があります。
足と理想にあったブーツが見つかるといいですね。
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こんなことも聞いてきました(余談)
長靴を冬にはかない理由
主人が試着中、女性用のレインブーツ(長靴)が気になり見てました。
ビニール素材で、生地には暖かそうな何か(ウレタン?)が内蔵されています。
『デザインもおしゃれだし、暖かそう。冬用ブーツとして使えるんじゃないか?』と思い、店員さんに「あの長靴は冬用ですか?」と聞いたところ、「春、夏、秋にはけるよ。冬にあの長靴をはいたら、凍って傷むからはいたらダメ」と教えてくれました。
なにそれ・・・モントリオールってそんなに寒くなるの?!
家から50km離れた雪深い土地の靴量販店で「ウレタン入り!冬のあったか長靴!」という商品を思い出し、「根本から寒さが違うのだな・・・」と納得しました。
冬のブーツにはスプレーをするらしい
レジ前に気になるスプレーが・・・。
何のためのスプレーなのか聴いたら、「除雪剤が革を傷めるので、ガードするために吹かなきゃだめ」と教えてくれました。
けっこう熱心に勧めてくれたけど、その時はあと数日で帰るところだったので、買いませんでした。
快適にイルミネーションを楽しむ
日本に帰ってきたら気温は5度。
『やっぱり日本も寒いよ〜・・・』と思いながらも子どもの寝かしつけのために寒空の下、散歩に出てみました!
なんと、足に汗をかきました・・・。
日本は寒さが足りないみたいです!
後日、イルミネーションを見に行った時、パジャールのブーツをはいて行きました。
その日は空気が澄んでいて、イルミネーションはとてもきれいでした。
イルミネーションはきれいですが、冬の夜は足元から冷え込みますよね・・・。
この日の気温は-3度くらいでしたが・・・、
全く足が冷えることなく、イルミネーションを楽しむことができました。
これくらい気温が低いと足にも汗をかかないし、寒くもないし快適でした。
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