花粉症の季節ですね
スギ花粉の人口が特に多く、スギの時期が花粉のオンシーズンとされてますが、
中にはさまざまな花粉に反応してしまい、春の花粉症に秋の花粉症に一年中大変な思いをする人もいます。
10月だけ楽って人にも会ったことがあります。
今のスギの木は戦後の高度経済成長の時に建材になるべく植えられたものだそうです。
そのうちにユニット建築が流行ったためスギの使用量が減り、伐採量は激減。
今のスギ花粉は、倒されなくなったスギが元気に生きてる証拠みたいなものみたいです。
木の寿命からするとあと50年もすれば花粉の飛散量が減るらしいですが・・・、
アラフォーの私からすると『だから何だ』という感じです。
(自分の孫の代には困る人は減るのかな)
今回は花粉症で困る人に対策法を紹介していきたいと思います。
あとコンタクトの人はひどい時期だけでもメガネにしたほうがいいです。
理由は後述します。
花粉症をひどくさせない方法
花粉症は本来なら無害なはずのアレルゲン『花粉』を追い出そうとする反応です。
涙、鼻水、くしゃみなどで、体内に入ろうとする花粉を撃退します。
多分、撃退はできているのでしょうが、
体の反応には面白い特徴があって、
『フィードバックは過剰』
という特徴があります。
例えば適温より少し寒いと冷や汗をかいて、逆に体が冷えたりします。
聴覚が衰えてくると、それを補おうとして神経が活発になるので、耳鳴りが出てくるようになったりします。
要はちょうどいい反応というのは起きなくて、いつもやりすぎ気味なんだということです。
コントロールできないスイッチは、いじらないほうがコントロールしやすい。
なので、花粉を体内に入れないほうがいいという結論に達します。
自分の中に入る花粉を減らすには・・・?
マスク
ウイルスには関係ないという、おなじみのあれ。
花粉はウイルスよりは大きいので、マスクでも多少は防げそうなものですが、それでも網目は大きすぎるようです。
あまり網目を細かくすると、今度は息苦しくなるので、その辺の都合をつけるのが大変そうです。
花粉は風に乗ってくるので、風をガードすることである程度ガードできると思います。
メガネ
目の粘膜から入る花粉を減らします。
『はたらく細胞』の花粉症の回で、目から花粉が侵入してきた時、「まばたきが間に合わなかったのか!?」と言っていて、大笑いしました。
はたらく細胞はネトフリで見れます。
→★ Netflix (ネットフリックス) 日本 – 大好きな映画やドラマを楽しもう!
白色ワセリン
鼻の下に塗ると花粉が入り口のワセリンに吸着して、入ってくる花粉が少し減るらしいです。
どういう仕組みなのかはなはだ疑問ですが、白色ワセリンは乾燥対策に普通にいい上に、基材なので体に合わない人はまずいません。良いと信じてぬれば良いと思います。
鼻をかみすぎたヒリヒリにも良いです。
自分の身の回りの環境から花粉を減らす
あと、上記のことを気をつけていても、普段過ごす環境に花粉がたくさんいては、吸ってしまいます。
身の回りから花粉を減らすことが大切です。
花粉を家に入れない・室内から減らす
服や髪の毛などにくっついてきていることが多いです。
体をはたいてから室内に入ると良いとよく言われます。
モコモコした服は着ないほうが無難でしょう。
あとは、
・洗濯物の部屋干し
・水拭き
・空気清浄機
・おうとつの少ない服
掃除機で室内の花粉を吸うのは有効ですが、排気に出ることも多いようです。家にある掃除機がどんなものか確認した方がいいかもしれません。
水フィルターならダニより大きい花粉は問題なく回収できると思います。
ダニ対策に布団用掃除機!水フィルターってどうなの?
いろいろある花粉症対策。
だけど、対策しても症状が出て困るって人も多いと思うんです。
メガネのおすすめ(というかコンタクトはやめとこう)
あとおすすめしたいのが、花粉の時期だけでもコンタクトレンズを一旦休む方法。
理由は下記の通りなのですが、
ちょっと痛い話なので、痛い話が苦手な人は見るのを避けてください。
私・ちま母は中学のころ、器械体操をしていました。
中1から近眼でメガネだったのですが、宙返りとかするのに危ないので、コンタクトレンズを買ってもらいました。
当時最新のO2透過性ソフトコンタクトレンズ。
まだワンデーとか発売前だったので、毎晩洗って使うタイプでした。
コンタクトを始めて、初めての春・・・。
多分、今までも花粉症だったのでしょうね。
目がかゆくなり、何の気なしに目をゴシゴシしていました。
そんな日々が数日続いたある日の部活(器械体操)のあと。
帰宅すると、目が痛い!!
目を開けていても痛い。
目を閉じても痛い。
鏡で目を見ると、黒目の上にシワシワしたサランラップのようなものが・・・。
『なにこれ!!』
取ろうとして手を伸ばすが、サランラップ?に指が触れると激痛が・・・!!
これに驚いたのがちま母の両親。
娘が痛い痛いと目を抑えてのたうちまわっている。
目の真ん中にはくしゃくしゃしたサランラップのようなもの。
コンタクトレンズを作ってもらった眼科に電話するも、夜なので営業時間外。転送電話にもならず。
どうする・・・!?
ダメ元で、ちま母が一つ前に通っていた眼科に電話する両親。
幸いなことに自宅と併設された眼科だったため、夜にも関わらず(22時ごろだったと思います)
先生が電話に出て「診てあげるから来なさい」と言ってくださいました。
のたうちまわるちま母は両親に連れられて眼科へ。
どうやらくしゃくしゃしたサランラップのようなものは、『目の皮』だったことが判明。
先生がそっとピンセット?で取り去ってくれました。
その後、先生に怒られるちま母。
「君はもうじゅうぶん色々なことが分かる歳。もう子どもじゃないんだからわかるよね。」
「コンタクトレンズをして目をかくのはもってのほか」
「こんな夜遅くに君のお父さんお母さんは心配して連れてきてくれた。感謝しなさい」
このようなことをせつせつと叱ってくださいました。
ボロ泣きでコクコクうなづくちま母。
それっきりコンタクトレンズは花粉症の時期はしなくなり、器械体操をやめると同時にコンタクトレンズは卒業。
大人になってからはワンデーをピンポイントでつける使い方に。自分の結婚式など。
花粉症の時期は裸眼で平均台をしていたので、超危険でした。裸眼じゃ伸ばした手が見えない視力なので。
あれから20有余年・・・。
恩人の眼科医の先生は今も元気で、成長した娘さんと二人で眼科をきりもりしています。
今シーズンも花粉症の目薬をもらいに行ってきました。
いつまでも元気で現役でいてほしいですね。
というわけで、ちま母はメガネをおすすめしています。
花粉も防げるし、一般的なメガネでも目からのウイルス感染が多少防げるとも言われています。
メガネしていると目をかかないからいいらしいです。
予防をしてもダメな方は・・・?
受診してお薬をもらうのも手です。
・外用(点眼・点鼻)
・内服(錠剤や粉薬)
・脱感作(舌下投与を数ヶ月続けることで花粉に反応させなくする)
ポイントとしては、
・妊婦さんや小さい子どもにはなるべく外用のものを(体内に入る薬の量が少なくて済む)
・受験などで集中力を問われる子どもや運転している人は眠気が出にくいものを(即効性のあるものは眠気が出やすいことが多いです。眠気が出にくいものは長期的に飲むことが多いです)
・特に運転は『眠気』と感じなくても、『注意力の低下』を起こすことがあるので注意が必要と言われています。(人によっては飲酒運転並みの注意力低下を引き起こすと言われています)
なかなか受診できない人や、薬はちょっと・・・という人には、
健康オタクで薬剤師の主人が探してきた
『ジャムーティー』
がおすすめです。
インドネシアのご家庭に古くから伝わる伝統療法。
ざっくり言えば、日本の漢方のようなものなんだそうです。
発売元も「なぜ効くのかわかっていないが、なぜか効く」とうたっていて、
これも漢方と一緒。
そう、漢方もなぜ効くのかわかっていないんです。
しかし、経験的に効くので広く使われています。
日本では健康保険も使えるので、『歴史と伝統は疫学的エビデンスに代わり得るもんだ』と思ってしまいます。
(保険医療で出る漢方は臨床試験していません)
(伝統的、経験的なものは、『傷は消毒、ガーゼをあてて包帯で固定する、よく乾かす』→『傷は消毒しない、乾かさない、ハイドロコロイド製剤を貼る』、のように常識が覆ることもあるので注意が必要です)
『ジャムーティー』
ブラックとホワイトの2種類があります。
粉の状態で売られています。抽出する必要はないので手軽です。
粉をお湯で溶いて、多めの牛乳を入れる飲み方が私は好きです。
ホワイトのほうがココナッツミルクのパウダーが入っているので、甘い味がついていて飲みやすいです。
ブラックはその名の通りブラックなので、お好みで砂糖や牛乳を入れると飲みやすいです。粉のザラザラ感が気になる場合は、だしパックなどに入れてからコップに入れると舌触りが良いです。
ブラックとホワイトは一袋あたりの値段は同じです。
が、カップ1杯あたりブラックは小さじ一杯、
ホワイトは大さじ一杯なので、減りの速さが違うことに注意が必要です。
自分で味をつけるつもりがあるなら、コスパがいいのはブラックの方ですね。甘いものが苦手な人も。
飲み始める前は花粉症の内服を2種類併用し、点眼も点鼻も使って初めて快適に暮らせるほどだったのが、
毎朝1杯ですっかり症状がなくなりました。9割ほど減。たまにくしゃみが出るくらい。(主観です)
最近くしゃみが多い長女に飲ませたところ、くしゃみや鼻づまりが半分くらいに減った気がします。(これも主観です)
本人もおいしいおいしいと飲んでいます。
牛乳がなくて代わりに豆乳を使った時は「おいしくない」と残されてしまいました。
最近では、朝食前に『ジャムーティーください』と言うようになりました。
・優しい甘みが好きな方(ココナッツミルク配合)
・すでに味が付いているのでお湯を注ぐだけで簡単
・一回大さじ一杯
・ブラックより粒子が細かい気がする
・牛乳を多めにすると子どもでも飲みやすい
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