中高生の多感な時期を勉強だけで終わらせないため、
いち早い基礎学力の習得を目指して子どもたちには「公文式」をしてもらっています。
夏休みに入り、学校がある間は思うように進まない分、毎朝くもんプリントを指定した枚数やってもらっています。
こなしきれずに翌日にまわることもありますが。
苦行『分数ゾーン』の長い長い道のり
長女・いちこ・小3
長女・いちこがくもん算数でF(小6程度)の終わりが見えてきました。
ということは、長かった『分数ゾーン』が終わろうとしています。
公文式算数の『分数ゾーン』はくもんをしていた人なら誰しも知っている苦行の時期です。
Dの後半から始まった『分数ゾーン』は、そのままFいっぱいまで続きます。
その数450枚!
もちろんくもんは1回で終わることはかなりまれで、復習することのほうが多いです。
すると2回、苦手分野だと3回やることもあるので、分数関連だけで1000枚程度やることになります!
となると1年間、2年間かかることもあるので、じゅうぶんなサポートを受けられない子は分数が嫌になり、くもんが嫌になります。
学年的にも小3〜小5なので、
親も「そろそろ塾に通わせてもいい齢だし・・・」と、くもんの限界を感じてくもんを去っていくパターンが多いようです。
(くもんのカリキュラム的には、小4の1月(D後半)から小6の3月(Fの最後)程度まで分数、と言うこともできます。長い!)
分数だけRISUで予習し、その後、公文式という選択肢もあるのかも?
『分数ゾーン』の間は子どもの状態を観察して、先生にも協力を求める
主人から2回にわたって注意されたことがあります。
時期的には、長女・いちこが『分数を始めた時』と『半年くらい続けた時』の2回です。
主人「分数は長いから、復習は最低限で、どんどん進んでもらえるよう先生に働きかけて」
「可能なら分数飛ばして次やってもらいたいくらい」
「理解できていることがわかればいいじゃない」
多分、先生の裁量によると思うので、保証はできかねますが、
いちこが通っている先生には、先生が良しとする範囲でなるべくさくさく進ませてもらっています。
分数プリントを見ていて驚いたこと。
途中からχが出てきたこと!
方程式ですよね・・・。
まだ「方程式」としては教えてませんが、χの答え(唯一解)を出そうとしているので、『一次方程式』なのだと思います。
あれー?
小学校のうちにこんなこと教わりましたっけ??
私は小学校のうちの記憶がほとんどなく毎日ボケーッと過ごしていたので、小学校の時の算数は何をしていたか思い出せません。
中学数学からの記憶しかないです。
なので、小学算数の分野のχの解き方は非常に難しかったです!
(中学数学と同じ解き方でいいの??と)
朝くもんの時間には主人はまだ起きないので、私が適当に教えて、あとで教え方が間違っていないか確認する、という形でした。
突然出てくる『中学入試問題』
分数ゾーンも終わりかけた頃、突然、中学入試問題が出てきました。
くもんプリントの特徴・メリットとしては、自力で登れる小さい階段ですが、
今回ばかりは違いました!
同じプリントの表裏でこの難易度の差!これはむり!
表
↓
裏
さすがの長女・いちこも「お母さん、わかんない!」とプリントを持ってきました。
「もう、くもんしない!」の頃から進歩しました。
わからないところを「わからない」と人に言えるのはスキル&経験値です。
このような問題の効率良い解き方はこうです。
中学入試問題なので、◯、△、◎などの記号に置き換えて計算するのだそうです。
今まで全くこのような解き方の解説はありませんでした。
なので、長女・いちこにとってもわけがわかんない状態だったでしょう。
F180のウラには注意ですよ!
さすがに解き方がわからず、主人に丸投げしました。
1問目
2問目
あとで聞いた話ですが、主人は、
長女・いちこの目の前で解いて見せ、記号で置き換えることでひとつひとつの式を簡単にし、それについて解けるか聞いたようです。
一通り解いた後、長女・いちこに音読してもらったそうです。
音読させるっていいやり方ですね。
とはいえ、長女・いちこは最近私にはナマイキなので、何分も話を聞いてくれるか微妙ですが。
主人からは「こういう問題でつまって、嫌になっては元も子もない。先生には飛ばしてもらうようにして。」
と指示がありました。
F181からは小数の筆算なので、ますますF180ウラの唐突な中学入試問題の存在理由がわからないです。
たしかにこれが解ければ分数で困ることはないでしょうが・・・。
分数の総集編、おまけのもう1問という立ち位置なのでしょうか??
今後の進みぐあいに不要な難しい問題は飛ばしてもらえるように先生にアプローチするのも親の役目かもしれません。
それには子どもがやっているプリントの中身を把握していないといけないので、手間がかかりますが。
問題を解いた形跡はなく、答えだけ出ている状態でしたが、大きなマルが付いていました。
取り組んだだけOKなページだったのでしょう。
(別紙に主人が回答を書いたため)
このページが教室でおさらいになった時、
ゴリ押しで解かされたようです。
「もうやだ・・・昔のくもん教室に戻りたい」、と半泣きで帰ってきました。
ヤバイと思ったのですが後の祭りでした。
この経験。次女、三女に生かしたいと思います。
ごめんね、長女・・・
(↑ その後、登校拒否?もなく、一時的な涙で済みました)
算数が苦手になる子が多い『分数』。
紆余曲折ありましたが、なんとか長女・いちこは分数に苦手意識をもたないまま修了しそうです。
見守る側として気をつけたいことは、前述した『やってる問題をよく観察する』ことのほかに、『親が苦手意識を持たないこと』も大切だと思います。
漢字と同じですね。
親ができないと子どももできなくていいやになりがちです。
私は個人的に分数は好きだったので、終始そのスタンスで押し通しました。
(分数のたし算引き算をやっている長女に「かけ算、わり算は約分がめっちゃ楽しいよー」とアピールしたりしてました)
・・・
主人からは、「今後、因数分解とかが始まったら、まず俺に声かけて」、って言われました。
次の注意ポイントはそこなんでしょうね。
因数分解は今から300枚分先の話なのですが、『分数ゾーン』よりはさくさく進むようなので、あと1年ってところでしょうか。
要チェックですね。
くもんの『特徴』と『良いところ』と『悪いところ』は同じような問題がずらずら続くところ。
最短距離で進むにはしょうがないのでしょうが、もう少し子どものモチベを考えてほしいですね。
主人には最短距離で分数ゾーンをクリアする問題集という構想があるようなのですが、それ、早く作ってほしいです。
それが完成するまでは国語と算数が一緒に上達する分数の問題集をお勧めします。
絵で解かせるので、くもんに足りない「絵で考える」も補えて一石二鳥では?!という気持ちです。
長女をパズル会に連れて行ったとき、この問題集を持参してました。
そこのパズル会で出たパズルが(子ども向けイベントではなかったので)難しすぎて長女はお手上げ状態だったのですが、
「分数解く?」と問題集を見せたら二つ返事!さくさく解いてました。
より難しい問題に囲まれれば、子ども向けドリルや小学生の分数が「そんなに難しい事じゃないんだ」と気付ける。
手前味噌ですが、それってとても大事なことだと思います。
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