長女が7歳半になったころ、6歳臼歯が生えてきました。
(そうです、完全に名前負けです)
これが素直に生えてくれれば何も言うことないんですけど、そうはいきませんでした。
音もなくトラブルは進行していたのです・・・。
ある夜の仕上げ歯みがきの時間・・・。
娘が「痛い!」とほっぺを押さえたのです。
私「?!」
子どもが「(歯が)痛い!」と言うものですから、途端に慌てます。
『虫歯?!生えたての永久歯は虫歯になりやすいってどこかで聞いたことがある!(うろ覚え)』とか。
『生えたての永久歯がすごくデリケートになっている?!』とか。
もーすごくいろんな考えがぐるぐるしました。
しかし心配しながらも、心のどこかで『仕上げ磨きが嫌だから(眠いから)言ってるのではなかろうか?』という考えもよぎっていました。
仮病だとしても何かトラブルがあるのだとしても、歯科にかかって問題なければ安心だよね、と歯科に受診。
そこでトラブルが発覚しました!
6歳臼歯が生えた時に押しのけたはずの皮が、臼歯の上に残ってしまったのです。
それだけなら大したことないように聞こえますが、歯と歯茎の間に食べカスがつまり、あまつさえ歯ブラシが届かない(磨けない)事態になっていました。
フードをかぶってシャンプーしているようなものですね。これではどんなに洗ってもきれいにならなかったでしょう。
汚れがついたままで時間がたっていたので、 歯茎が炎症を起こして腫れていました。このまま放っておいたら、虫歯になっていたでしょう。
危ないところでした!
歯科の先生は痛がる長女を励ましながら食べカスをきれいに取り除いてくれました。
そこで私は初めて長女が置かれた状況を知ることができたのです!
「仮病かも?」「大げさに言ってるだけ?」と思った自分を恥じました。(でもすぐやらかす)
そこで先生から提案がありました。
「歯に皮がかぶさっています。今回食べカスをとったことでだんだん腫れは治まると思いますが、皮が残る以上繰り返すと考えられます。
レーザーで切ることもできますが、切りますか?」
レーザーでいらない皮を切る処置は以前他の歯科でやってもらったことがあります。(上唇小帯です)
出血が少ないことも知っているし、子どもをちゃんと押さえていれば悪いことにはならないことも知っていました。
しかし、麻酔したあと、パチンとスジを切るという処置を目の当たりにした経験から、当時感じたグロさを思い出してしまいました。
ちょっと固まる私。それを見た長女。
長女「こわーい!!」と言い出してしまいました。
(完全に私の態度が悪かったせいですね。みなさん注意しましょう)
私「必要なら切ります!」
長女「切らない!こわい!」
先生「とりあえず、腫れがひかないとできないので、しばらく考えてください。明日は消毒に来てください。」
私『なんだ、今日じゃないのか』
長女「こわい〜〜〜!」(あまり怖がってない)
私は先生が必要だと考えたのだから切ったほうがいいんじゃないか?と思いましたが、長女にとっては恐怖?だったようで。
(もちろん私の一瞬の態度でその考えで固まった可能性があります。)
主人に聞いてみました。
主人は非常に理論的なので、冷静に判断ができるともっぱらの噂です。(家族の間で)
主人に聞いたところ、
主人「食べカスが入って磨けないんじゃ良くないね。切った方がいいんじゃない?」
とアドバイスをもらい、その意見に私も納得。
長女は主人の話は素直に聞くタイプなので、嫌がりながらも前向きに考えてくれました。
一度消毒に通い、処置はその次です。
私は長女の手を握っている気マンマンだったのですが、待合室に出されました。
長女ももう7歳。当日の様子から落ち着きがあるので、お母さんは不要との判断だったのでしょう。
切ったあとはレーザーで止血するので、出血はかなり少なめ。
「終わりましたよー」と診察室に呼ばれた時には長女は止血のために噛んでいたガーゼを出すところでした。
先生「取れたのはこれです」と先生が取れた皮を見せてくれました。意外と小さい!?5mm四方の薄い白い皮でした。
(血管収縮剤とか使うんでしたっけ?だから白かったのかも)
完全に止血ができたことを確認して、次回の消毒の予約を入れて、この日は帰宅。
寝る前の仕上げ歯みがきの時に歯を見せてもらったら、大きな奥歯(6歳臼歯)が どーん!と出ていました。
意外と大きい!!
だって、永久歯ですもの。
仕上げ歯みがきの時に念押しで聞いてみました。
私「もう痛くない?」
長女「ぜんっぜん痛くなーい!」
元気な返事が帰ってきました。
この子がおばあちゃんになるまで使う歯です。
大事にしないといけませんね。
とりあえず今日のところは、仕上げ磨きが初めてちゃんとできて・・・安心しました。ホッ。
実はまだ解決したのは6歳臼歯のうちの1本!
まだ片側の奥歯は半分くらいしか出て来ていないので、何の処置もできていません。
隙間には食べカスが入るので、毎晩の仕上げ歯みがきの時にデンタルフロスのお尻のピックで食べカスをかき出す毎日を送っています。
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