【現金払い派へ】日本円からルーブルに両替vs海外キャッシング・レートがいいのはどっち?

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旅行先で必要になる「お金」。・・・というより「現金」。

カード払いが増えてきた現代ですが、少額のショッピングにも交通機関を利用するにも現金は必要ですね。

しかし持っている日本円から外国通貨に変える場合、だいたいどんなやり方でも手数料がかかるのが常です。

持ってる日本円からどのようにロシアルーブルにしたらお得か?をまとめてみました。

まずはお金の種類を把握しよう!

まず、現金を使う上で覚えておいたほうがいいのはロシアのお金がどこまでお札か?です。

意外と細かいところまでお札があるのは、米ドルや中国元など外国通貨の基本ですね。
(むしろ日本の貨幣が高価格すぎるらしいです)

私はこれを疎かにしていったので、支払いの時、あわてました^^;
ちょっと恥ずかしい思い出です。

ロシア人ママが教える、ルーブルを用意する2つの方法+アルファ

その1:通貨両替所で両替をする(成田)

まずロシアで一緒に行動する予定のロシア人ママから両替についてのアドバイスがありました。

「チマハハさん、ロシアの空港の両替はレートがすごくわるいです。
半分のルーブルしか交換してくれないこともあります。成田空港のほうが良いです。」

なんと!
現地、特に空港は相当レートが悪いみたいなんです。
(レートが悪くても使わざるを得ないでしょうか)

とはいえ、うちは成田空港使わないんですよ
・・・。

その2:楽天銀行(VISA)から引き落とす

すると、

「では、楽天銀行(VISA)です。口座にお金を入れておいて、ロシアで引き落とします。」

なるほど!その手がありましたか!
それなら現金が手元になくてもATMさえあれば直接ルーブルをゲットできますし、

「出金の手数料」→「通貨交換の手数料」より

「出金・通貨交換の手数料」のほうが手数料も少なそうです!なんとなく!

早速、口座を開設!!

結局・・・:楽天カード(VISA)で海外キャッシングをする

ロシア入国後・・・。早速、「楽天銀行VISAデビットカード」で自分の口座からお金を引き落とし、5000₽札をゲット!
しめしめと思うもつかの間・・・。

なんと私は使うカードを間違え、いつもお買い物に利用している「楽天カード」を使っていました!!
クレジットカードなので、入金しておいた私のお金を出して来たわけではありません。
じゃあこのお金、誰の・・・?

とたんに青ざめる私・・・。
『キャッシング(借金のイメージ)をしてしまった!』

子どもの前なので平静を装い、日本に帰るまで忘れることにしましたが。
『利息払えば大丈夫だろう』

本当にお得な通貨交換の方法は??

さて実際利用してみてどれが一番お得か気になるところですね。

私も行ってきて、結局どうか?が気になりますし。

羽田の通貨両替所

まずロシアルーブルは米ドルなどのメジャー通貨と違って、どの両替所でもいいわけではありません。

私がロシア渡航に利用したのは羽田空港だったので、ロシア人ママおすすめの成田での両替はできませんでした。
(とはいえ、羽田と成田ではあまりレートに大きな違いはないでしょう。どちらもロシアの空港よりはましなのだと思います。)

というわけで羽田でロシアルーブルをゲットしてから渡航することにしました。

羽田に着いてから調べたのですが、ネットで調べた「みずほ銀行羽田空港店」に電話で問い合わせたところ、ロシアルーブルを扱っている両替所を丁寧に教えてくれました。
ただ、在庫状況はわからないので、直接問い合わせるように、とのことでした。

『そうか、扱いがあるとはいえ、在庫がない可能性もあるのか』と考えたこともないことを指摘されびっくり。

数多ある両替所の中で、ロシアルーブルの扱いがあるのは出国前に1ヶ所、出国後に1ヶ所でした。
(どちらもトラべレックス)

外貨両替専門店 トラベレックス | 羽田空港国際線ターミナル駅店

↑ トラべレックスを使うと決めている人は「3万円以上の両替で使えるクーポン」がホームページ内にあるらしいです。
(どれくらいお得になるかは通貨によるらしいです)

私たちは出国後すぐのトラべレックスを利用することに決め、電話で問い合わせ。
ロシアルーブルの取り扱い(一応)と、在庫を確認しました。

扱いもあるし、在庫もまだ全然あるという回答をもらい、ひと安心。

出国後、トラべレックス 羽田空港国際線出発ゲート店へ。

10000円くらいの現金を持っておこうとお願いしたら・・・。
「あと少し出していただければ4000₽になります。(少額のお札は在庫が少ないようです)」
というわけで、10320円を1000₽札4枚に交換してもらいました。

ついでにトランジットのため、中国に一泊するので、「元」も入手しました。

楽天カードから海外キャッシング

楽天カードから現地のATMでロシアルーブルを引き出した時、レートはわかりませんでした。

翌月、カードの明細が手元に来た時それは判明。

5000₽引き出した場合、

円換算レート(非公開)(円換算レートは国際ブランドが定めたレートに3.024%(税込)を加えたもの)に
「ATM利用手数料 108円」と
「利息2%」(いちおうキャッシングなので?)
を足した金額が請求されました。

通貨両替所よりよっぽど良いレートだったので、私は不満に感じませんでした。

そう、旅行前は知らなかったのですが、海外キャッシングというのは一般的なものだったのですね。

私が一番心配していたのは返済方法です。
『請求されないまま利息が膨らむパターン』が一番イヤだったので^^;
日本に帰国してから、「来月の支払いで一括払い」という感じで請求が来ることを知り、ひと安心。
(古い楽天カードの人は自動リボの人もいるようなので、設定を確認しておいたほうがいいかも)

翌月、ほかのお買い物と同じように請求が来ました。

↓↓ ちなみに楽天カードの明細はこんな感じでした〜。↓↓

ちゃんと引き出した日付になってますし、それ以外の請求もATM利用手数料と2%ほど利息?くらい。

まさに『5000₽引き出した』事実が、『5000₽の買い物をしました。』という感じ。

結果的に羽田空港の通過両替所よりよっぽど高いレートで交換ができました!

思いがけず利用した海外キャッシング。
意外な気軽さに味をしめそうです!

(ただ今回は『信頼できるメガバンク』や『信頼できる地方バンク』を教えてくれる人がいたため安心して利用できました。でも中にはそうでないATMや銀行もあるらしいのでご注意を!!)

『楽天銀行デビットカード』で預金を引き出す

このやり方は私は結局使いませんでしたが・・・日本に帰ってきてから調べてみました。
すると、楽天銀行から預金を引き出すのが一番お得だったみたいです!

キャッシングじゃないので、海外キャッシングのところで乗ってきた『利息』がつかなくて済むみたいです。
利息2%ってそこそこ負担ですよねw

メリット

デビットカードなので、口座以上の買い物はできない。残高を低めにしておけば、セキュリティ上安心。

楽天市場のお買い物を楽天銀行から引き落とすとポイントが+1倍。

デメリット

VISAの場合、年会費がかかる。(JCBは無料)

急な出費に対応しようとすると、残高を高くしておくか、足りない場合あきらめることになる。

デビットカードはすぐ決済されるので不正利用されても取り下げできないらしい。

せっかくロシアまで行って、どうしても欲しいものがあったのに、口座のお金が足りないために手に入れられない・・・。こういうのを機会ロスといいます。チャンスを逃すという意味ですね。
私は機会ロスはもったいないと感じる派です。(主人はもっとです。)

なので、この楽天銀行デビットカードだけでなく、クレジットカードも携帯していきたいですね。

慢性的に小銭不足な大国「ロシア」

現金について、注意事項があります。

現地のATMで引き出した5000₽(約9000円)。
これだとだいたいどこのお店でも使えないか、細かいものない?と言われます。
(日本の一万円札のつもりでいるとアウト)

1000₽札でも使える店が限られていて、小銭がないためお釣りが用意できないお店が多数です。

普通?の店でも500₽くらいは用意しておきたいですし、露天ならもっと細かく100₽くらいにはしておきたいところ。

件のロシア人ママに
「みんな困らないの?どうしてるの?」
と聞いてみたところ、
「大きいスーパーで崩してもらいマス」
と言ってました。

大きいスーパーほどカードを使いたくなりな気がしますが、小銭を意識的に作るようにしておくと良いみたいですよ。

結局私は『小銭ない恐怖症』になり、財布に小銭(100₽や10₽)を大量に入れたまま帰国してきました。

こうやって小銭が減っていくのでは・・・?(笑)

ロシア人ママと銀行で両替してきた

ロシア人ママに連れられて銀行に行ってきました。
「СБЕРБАНК(スベルバンク)」です!

スベルバンクはWikipediaによると「ロシア貯蓄銀行」という日本名?がついているみたいです。
すごい名前ですね。

ロシア貯蓄銀行 – Wikipedia

行ったスベルバンクは、まあまあ大きい地方都市の中心にある銀行です。

まず、入り口に3つ並んでいたATMでお金を下ろします。
私は間違って「楽天カード」から出金しましたが、「楽天銀行デビットカード」を持参の方はそちらから引き出してくださいね。

ATMから出てきた5000₽札。
現金をゲットするだけならこれで完了です。

しかし、このままでは、だいたいどこのお店でも使えません。

というわけで、銀行で両替です!

番号札を取って待ちます。

両替希望の人が呼ばれるブースは3ヶ所。
待っている人も少ないし、これならあまり待たずに呼ばれそうです!

しかし、いつまでも呼ばれず。
どうみても私たちより後に来た人たちが呼ばれていく・・・。

「あれ?抜かされてませんか?」

「ハーン、ロシアだからそういうこともあります」

「そうなんだー」

・・・

しばし待つも呼ばれない。

「あのー、遅くないですか?」

「ンー、(係りの人に)聞いてみます」

・・・

やはり抜かされてました。
番号札を取り直す私たち。

こういうのも「ロシアなら仕方ない」ことらしいです。

・・・

「両替」の順番が来ました。
番号が点灯した個室に入る。

さっきATMから出したばかりの5000₽札を係りの人に渡す。
書類を見たり、パソコンで何かを見たりしている係りの人。
さっきおたくのATMから出してきたお札ですけど?と思いながら見守る私。

やおら、私に「ぺらぺらべらべら!」

あまりの早口と圧倒感に慌てて席を外していたロシア人ママを呼ぶ。

どうやら「書類が足りないから両替できない!」と言われていたとのこと。

書類とは、「外国人滞在証明書」のことで、ホテルから預かっているはずだ、と言うのです。

そういえば、ベルゴロド滞在初日にホテルのフロントでロシア人ママのサポートの元、手続きをしたのでした。
それの本人用のやつをもらったはず、と。

いや、もらってないよ?!
(後で、ホテルのフロントが持っていたことが判明)

要は「書類が足りないので、両替できない!」とのことでした。

しかし、同行していたもう一人の日本人は隣の窓口で日本円からロシアルーブルに両替してもらえてました。(その人は現金派)
書類がないのは一緒なのに!

「ナニソレー!」と番号札を3枚取るロシア人ママ。
(窓口が3つなので、番号札を3枚取れば確実に当たりの係員に対応してもらえるため。)

・・・なんてたくましい・・・。これほどまでに強くないとロシアでは生きて行けないのか。

その後見事に当たりの窓口の人に両替してもらえました。ヤター!!

主人より総括。

要は「現金の管理にどれくらいコストがかかるか?」で手数料が決まる。

とのこと。

羽田・成田よりロシアの空港のほうがレートが悪い理由が伺えますね。

ATMから直接現地のお金を出したほうがレートがいいのも同じ理由だそう。

通貨交換所だと色々な国のお金を置いておかないといけませんし、盗難や強盗など犯罪への備えも必要です。単純に窓口の人の人件費もかかりますしね。

両替の流れを聞いて、仕事と個人の関係も日本とは大きく違うんだな、と言ってました。

個人の裁量に任されている部分が大きいから、どこまでできるか?融通がきくか?は人によるということなんだそう。

日本は立場で横並びにします。なのでマニュアルがかっちり決まっていて融通がきかない。
一見、優遇に見えるようなものでも、ここまではOKと細かくマニュアルが決まっています。
逆に責任は限定的です。

上の例でも、
書類が整ってないと両替しない係員
書類が整ってなくても良しとする係員
とがいましたが、

はじめに私の対応をしてくれて係員は、ロシア人ママが「向こうの人はやってくれた!」と主張しても頑として両替してくれませんでした。

それが個人の裁量で、責任を伴うもので、待遇(給与面など)にも影響してくるものなのだと予想されます。

みんな一律にできる範囲が決まっていないというのが不便といえば不便だけど、大きい企業でも個人の裁量に任される部分があって、自分が責任を負える中で自由に動けるってなんかすごいなと思いました。

お店のサービスも責任の取り方も日本とは違うってことですね。

こんなところでもカルチャーショック。

<結論>じゃあ結局どういうルートでロシアルーブルをゲットしたらおトクなのか?

まず、いくら両替しておけば足りるのか?

私たちはタクシーをよく使ったのと、露店のような小さいお店で買い物することが多かったので、
7日間のロシア滞在で、『16,000₽』使いました。

そのうち10000₽はタクシー代だし、
2000₽はシェレメチボ空港にあったキャビアの自動販売機での購入だし^^;

あとは「楽天カード」をクレジットカードとして使いました。
(事前に「ロシアに渡航する」ことを楽天カード側に伝えておくと、カードが通りやすくなります)

・・・参考になりましたでしょうか?

では、どのように両替したらおトクか?

私が考える「それぞれに向いてる人」はこんな感じです!

日本(羽田・成田)で両替して行ったほうがいいパターン

・カードを持ってないor作れない
・現金は最低限しか持たないつもり

羽田なら「外貨両替専門店 トラベレックス」

↑ 3万円以上の両替で使えるクーポンがホームページ内にありました。

タクシーみたいに現金しか使えない支払いがある場合は、
日本からすべて現金で用意して行くと「足りなくなる」「額が大きくなるのでセキュリティ面が心配」になります。

そう行った場合は、最低限の現金を持ち、残りはクレカやキャッシュカードでゲットしましょう!

「楽天カード」から海外キャッシングした方がいいパターン

・機会ロスを防ぎたい
・残高を気にせず使いたい
・楽天銀行を開設するのがめんどくさい
・楽天銀行(VISA)の年会費がもったいない

・海外で送金とか考えるのがめんどくさい。



「楽天銀行VISAデビットカード」から引き出したほうがいいパターン

・「キャッシング」の利息がもったいない!
・「キャッシング」というものに抵抗がある
・楽天ポイントを効率よく貯めたい(普段の楽天市場でのお買い物が+1倍ポイントつきます)
・残高が少なくなってきた時に補充できるルートがある(自分の楽天銀行口座に振り込んでくれる家族がいる、など)

楽天銀行

どれがお得と感じるかは人による感じですね。

観光において、最低限あればなんとかなるお金。
されど、余裕があったほうが体験できること、手に入るものが増えるのも事実です。

自分に合ったロシアルーブルのゲット方法を見つけて、貴重なロシア渡航のチャンスをモノにしましょう!!

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