今年はコロナ対策のため、人が集まるイベントが軒並み中止になりましたね。
わが家が毎月参加していたボードゲーム会も中止に。。。
お世話になっているおもちゃ屋さんも客足が遠のいてしまったことでしょう。
(ネット販売始めればいいのに・・・)←内情を知らない人のひとり言
なので、ゲーム会はなくても行きつけのおもちゃ屋さんにおじゃまさせてもらっています。
うちも目新しいゲームが欲しいし、お世話になっていた恩返しも込めてです。
新しくゲームを買うこともあれば、新入荷のおもちゃで遊ばせてもらって帰る時もあります。
そこは長く通いたいから絶対や必ずはないという感じで。
一年くらい前にゲーム会で遊ばせてもらった「センチュリー;ゴーレム」。
宝石を集めてゴーレムを収集するゲームです。ゴーレムにはポイントがついていて、そのポイントを競います。
高いポイントのゴーレムは高い宝石が必要で、低いポイントのゴーレムは比較的安い宝石で作ることができます。
そう、このゲームのポイントは宝石が4種類あることなんです。
(低) 黄色→緑→青→ピンク (高)
この順に価値が変わってきます。
ターン「商人カードをゲットする」
最初、自分の手札には初期の商人カードが2枚しかありません。
「黄色の宝石を2個ゲットする商人カード」と「宝石を2個分アップグレードする商人カード」です。
アップグレードのカードは絵が魔女っぽくてラプンツェルの偽母みたいで子どもたちも親しみがあったようです(?)。
場には5枚の商人カードが公開され、自分のターンの時自由にカードを選べます。(開いたばかりのカードをゲットしたいときは宝石をおいていかないといけないので注意)
これが秀逸で・・・、
山札からめくれた強いカードってみんな欲しいじゃないですか。でもそのカードを取る場合は他のカードの上に宝石を一つずつ乗せていかないといけない。
宝石は何色でもいいわけですが、最安の黄色の宝石が少なくて、最高値のピンクの宝石まで使えば強いカードが取れるのに、ピンクの宝石は手放したくない・・・。
そんなふうにやきもきします。
ちなみに家でプレイして一番人気だった商人カードは「宝石を3個分アップグレードする商人カード」でした。
私と長女・いちこで争奪戦なるか!?というところでしたが、宝石をケチって諦めた母を尻目に、高めの宝石を支払ってでもゲットした長女の方が一枚上手でした。
これはね。今思い返しても、ゲットしておいたほうがよかったと思いますよ?(反省)
(おまけ)
「宝石を3個分アップグレードする商人カード」には魔法使いが描かれています。
某少年マンガに似た感じのヒゲのキャラクターに似ているという理由から、長女には「カセキのジジイ」と呼ばれています。
彼は魔法使いじゃないけどね!
ターン「商人カードを使って宝石をゲットしたり交換をしたりする」
ゲーム中に出てくる商人カードで宝石をゲットしたり、高い宝石に交換したりします。
初期の手札は上記の2枚だけですが、商人カードをゲットしていううちに、使える手札が増えていきます。
安い宝石3個を高い宝石1個に交換するカードもあれば、
高い宝石1個が安い宝石5個に交換できるカードもあります。
このトレードは賭け要素や失敗や手数料の概念もないので安心して交換できます。
ターンを重ねていくごとに目当ての宝石が増えていくのは嬉しいですね。
ゲットした宝石はキャラバンカード(馬車)に置いていきます。
このキャラバンカード。アナログな作りで、宝石10個しか載せられません!
残念ながら10個以上になってしまった時は10個になるように宝石を市場に返さないといけません。
持っていけないのだから、仕方ない・・・という世界観ですね。昔のRPGを思い出しますw
ターン「休息」
商人カードは使ったら自分の手元に捨てていきます。
そして、出せるカードがなくなったらどうするのでしょう?
「休息」です!
「休息」は一回休みの代わりに手元に捨てたカードが手札に戻ってくるシステム。
1枚、2枚ではありません。全部戻ってきます。これでまた商人カード選び放題です!
ターン「ゴーレムを錬成する」
場に出ているゴーレムカードには宝石が描かれています。
例えば、黄色1緑1青3ピンク1という感じに。
この指定の色と個数が満たせたら、そのゴーレムをゲットすることができ、ポイントになります!
山札から遠い位置にあるゴーレムを作るとボーナスコインがもらえるので、お得です。
要は売れ残りのゴーレムにはボーナスコインが付きます。ゴーレムのポイントは7〜20点なのに対し、ボーナスコインは1点か3点。
売れ残りの12点(コイン3点付き)と山札から出てきたばかりの15点だったらどっちを狙っても同じポイント・・・というより12点のゴーレムの方が安い宝石で済むのでお得です。
このどのゴーレムを狙うか?がポイントで、せっかく宝石が集まったのに、他プレイヤーに先に取られてしまった!なんてこともよくあります。
描かれているゴーレムは身体中に宝石が埋め込まれていて、どれも人と仲良く暮らしているほのぼのとした感じです。
機関車を引くゴーレム。炭を燃やさなくても走れるのでとってもエコです!
植木の手入れをするゴーレム。
蜂の巣箱になっているゴーレム。蜂の巣を壊さずにはちみつがとれるし、蜂にさされてもこわくない!
灯台の代わりに夜の海を見守るゴーレム。
火災から人を助けるゴーレム。
・・・
RPGでゴーレムを知った人からは敵っぽい印象が強いかもしれませんが、人々と仲良く暮らしているゴーレムを見ていると、「便利だなー」「リアルに欲しいなー」と思うことうけあいですw
輪郭も丸く、色も優しいので、女の子ウケもいいでしょう。
勝敗を決める
一番初めにゴーレムを6体ゲットした人が出た時点で終了。
ポイントを数えます。
ゴーレムのポイントは数字。コインは銅貨が3点、銀貨が1点。
これは私のプレイ後の手札ですが、この場合、87点になります。
(追記・訂正) キャラバン内の緑・青・ピンクの宝石も1個1点として加算されるようです。
初めに6体ゲットした人が出た時点で終了なので、他の人は5体以下なわけです。
だからよほど安いゴーレムばかり作ったのでなければ、最初にクリアした人が勝つのが順当ですが、
安いゴーレム2体(7点+8点)より、高いゴーレム(15点〜)の方が高いので、そこがおもしろいところでしょうね。
(追記・訂正) 2〜3人プレイだったので、初めて5体ゲットした人が出たラウンドで終了が正しい。
人の邪魔はしづらいので平和なゲーム
一般的なボードゲームと言えば、人との交渉やトレード、ブラフといった心理戦が重要視されるものも多いですが、このゴーレムは違います。
人の財産を奪う選択肢はありません。
あえて言うなら相手が欲しがっているカードを先に取るくらいしかじゃまできません。
なので、バチバチにタイマン張りたいボドゲーマーにはおすすめできませんが、
逆に家族や友だちでワイワイやるには良いゲームだと思います。
私は、子どもに『精神的に強くなって欲しい』、『ブラフができる子になって欲しい』とは思っていますが、いかんせん、そればっかりでは私の方の心が持たないw
心の息抜きに、子どもとまったりしたいときにやりたいゲームと言えるでしょう。
娘のお友だちが来てもおすすめできそうです。
(初心者にブラフゲーはゲーム嫌いにさせてしまうから)
その場合、このゲームは割とシンプルなゲームなので、娘に説明をしてもらえば説明の練習になるなあ、なんて考えています。
低年齢の子にはどうか?
一年前のゲーム会では「難しいからヤダ!」と卓につかなかった次女・によ。
今回、初挑戦しました。
次女は、最初ルールがよく飲み込めなかったのか、初期の手札2枚のカードを繰り返し使っていました。
商人カードを取るときは、上に乗っている宝石を取るときだけ・・・みたいな。
それでも極めて不利になることもなくついてきていました。
序盤はこの方法でも全然太刀打ちできるんですよね。むしろ効率良い印象すらある。(確実だから)
その後、長女に促され、黄色宝石5個を消費しゲットした「ピンクの宝石を1個ゲットする」商人カード。ここから次女がコツを掴み出す。
商人カードを使い、ピンクの宝石をゲットした後、宝石のダウングレードをしました。
せっかくゲットした最高値のピンクの宝石!
貧乏性の私は「宝石を(数が増えるとはいえ)ダウングレードする」のは心情的に許せないところがあったのですが、次女のプレイ状況を見てその考えは覆りました。
次女はダウングレードとアップグレードを繰り返し、効率よく欲しい宝石に交換していきました。
次女「によ、このごーれむ、かっちゃおうかなー?」
隣で見ていた私は焦る、焦る。
初めてプレイした7歳児に負けそうになるなんて。
そう、宝石をゲットした後はアップグレードとダウングレードを繰り返した方が、「宝石をゲットする」系の商人カードより良い流れになるみたいなんですよね。
なんとか勝負には勝ちましたが、長女とは僅差だったし、次女もいい勝負してたし、危ないところでした。
次あたりは勝敗が読めないですね。
それでも手は抜かない。(手を抜かない理由はこちら)
長女と次女は割とけんかするのですが、先に述べたように人と争う要素が少ないので、仲良く遊べました。
センチュリー:ゴーレム
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<注意> 楽天市場で探すと、「無印」と新バージョン「未知なる東方山脈」があります。今回遊んだのは「無印」です。
新バージョンの「未知なる東方山脈」はまだ遊んでないのですが、冒険、交易要素がメインで、地図タイルなどもあるようだしちょっと気になってます。
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