長女・いちこ
短い夏休みが終わり、新学期になりました。
小学校に入ってからの初めての夏休みは、帰省にキャンプに習い事にと忙しく、でもいつもよりは長めの睡眠時間がとれたかな?といった感じでした。
くもんプリントもほぼ毎日やっていました。
(さすがにキャンプには持って行かなかったので、その間は休み)
本人のがんばりもあり、算数は4年生?くらいの範囲に突入。
2ケタ×2ケタのかけ算の筆算が出てきました。
(学校よりは進んでいますが、このペースはくもんでは珍しくありません)
・・・
新しい計算をやる時に脳裏をよぎるのは過去の失敗・・・。
私は以前、娘に計算のやり方を教えようとして、アプローチを間違い、いちこに多大な負担をかけたことがあったのです・・・!→ ★ 一番はじめにつまづいたのは、2ケタ+2ケタのたし算。その時出現した『おかあさんくもん』とは?
それをきっかけに、新しいプリントに入る時は、注意深く注意深く観察するようにしていたのです。
・・・
一番はじめにつまづいたのは、2ケタ+2ケタのたし算の筆算。
それから、3ケタのたし算の筆算、引き算の筆算、九九、わり算と進んできました。
なんとなく、ここまで順調にきたので、(私なりに目をかけたり、声をかけたりしていましたが)
つい、新しいプリントをバスに持たせちゃったんですね。
口頭でかるーく説明はしましたが、実際解くところを目の前で確認したりはしませんでした。
一応言い訳をすると、新しい計算方法の1枚目のくもんプリントは、ていねいに枠が書いてあり、数字を書き込むだけになっていました。
けっこう丁寧なつくりになっていたので、なんとなく大丈夫だと思ったのです。
しかし、バスに持たせたということは、親の目が届かない、ということでした・・・。
夕方になり、帰ってきた長女・いちこ。
いちこ「お母さん、ただいまー」
いちこ「新しいプリント、一人でできたよー」
私「へー!すごいじゃん!おかえりー」
・・・
帰宅し、プリントをチェックすると、そこには・・・。
在りし日の悪夢が・・・!
どこをどうやったらこうなるのか、まったくわからない答えが出そろっていました。
それも1枚ウラ・オモテにびっしり!
(といっても合計8問くらいですが)
『あちゃー!!』と思いましたが、空き時間との兼ね合いでその日は訂正する時間なく、別の日に。
さっき解いた問題をすぐ訂正されるのも微妙かなと思った、というのもありました。
・不可解な解法をした場合は、「目の前で」やってみてもらう。
・「目の前で」やってみせて、解答を導くまでの一連のプロセスを確認しておく。
・「目の前で」やった時に「出るか出ないか」で対処がかわる。
・「人に見せる時→出る」・・・根本的にわかっていないケース。理解のプロセスを分解する。
・「人に見せる時→出ない」・・・やればできるケース。「気が抜けている」とも言える。
・気が抜けているときに「気を抜くな」というアドバイスは意味をなさないばかりか有害。別のやり方にすべき。
(次の主人のコメント②に続きます)
比較的時間がある日、長女・いちこを呼んで、一緒にやり直しました。
位をどう説明するか考えた結果、色えんぴつを持ってきて、カラフルにすることに。
私(ゴロン)「一の位は一の位のところに書くだよー。十の位は十の位のところに書くだよー」
私「じゃあ、32×4の答えはいくつだ?」
訂正されるのはプライドが多少傷つくのか、訂正が多くなると本人は字を書きたがりません。
そんな時は本人には答えを口で言ってもらって、私が書きます。
そうです。 私が書きます。(多分、賛否両論でしょう)
本人が書く気になったら速やかに交代します。
全ては意志力のために。
いちこ「128!!」(正確には1ケタずつ暗算しています)
私「せーかい!」(カキカキ)
私「じゃあ、32×1は?」
いちこ「32!」
私「せーかい!」(カキカキ)
私「じゃあ、位を揃えて足すだよー」(カキ・・・)
いちこ「あ!待って!!わかった!わかった!」
と私の手を止めて、自分で書き出すいちこ。
そんな感じのことを2枚分もやったら、自分一人でできるようになっていました。
ただし、一回できるようになっただけではまだ気は抜けません。
解き方が定着するまでは、すっぽり忘れてしまうことがあるからです。
しかし、翌日、翌々日と様子を見ていましたが、すっかり自分のものにしたらしく、困った風はなく解けていました。
今回の新しい解き方は山を越えたようです。ほっ。
ここで文を読んでいる人が気になっているであろうことについて説明します。
姿勢のことです。
正しい姿勢には正しい精神が宿るといわれています。
また、勉強ができる子は体幹がしっかりしていて、何時間机に向かっても姿勢が崩れないらしいです。
(おばあちゃんが「テレビで見た!」と主張してましたが、どこまで信用していい情報かは不明。でも、さもありなんですよね)
私も基本的には「背筋を伸ばして」 (小さい子には「背中ピーン」のほうが伝わりやすいです)と声をかけて机に向かわせていますが、今回はあえてそうしませんでした。
絵で描いた通り、二人してうつぶせでやりました。
言い訳をするので聞いて行ってください。
↓
いちこは難しくてわからない問題に当たった時、「大変モード」に入ってしまい、進むことも戻ることもままならなくなるタイプでした。
(多分、もともとの性格です)
なので、「大変モード」に「しない」ことが最優先なのです。
「大変モード」→要はテンパってる状態なわけですが、大人でもテンパっている時は普段ならしない「愚かな決断」をしてしまうことがあると思います。
(アクセルとブレーキの踏み間違いなどは典型例でしょう)
テンパっているうちは柔軟な考え方ができず、視野がせばまり、今までできていたことですらできなくなる状態になります。
それを防ぐ方法として有効だったのが、本人のテンションに合わせて場所や姿勢を変えること。
先生ごっこ(おかあさん先生)のような感じだと机に向かった方が効率的なこともあるし、立ってやる、すべり台(室内)でやるなどちょっと変わったシチュエーションだと「勉強の延長」という感じがしないので、割と有効なことが多いです。
この時は、机に向かってやるより、遊びの延長のような感じでゴロゴロしながら取り組む方が、大変モードになりにくいなと思ったので、うつぶせ学習になりました。
主人のコメント①の続き
・「大変モード」に入る前の予防的な措置が素晴らしい。(意外なホメで、照れる)
・「姿勢正しく」とか「きちんとやれ」とトップダウンで押し付けられても、子どもにはわからない。
指摘してやらせても、子どもも嫌な気分になるし、緊張感だけが出て余計疲れる。
・それよりは、「楽な姿勢で、きちんと書く(今回なら桁をそろえて)」ことを勧めるのはとても有用。
・ 「(解答する上で)きちんとやれば、きちんと結果は出る」と子どもが腹落ちするのが自学自習を進めるのに大事。
・・・
そこで、主人より「おかあさんくもん」の提案がありました。
★続きはこちら→2段めが習慣付いてない時のおかあさんくもん
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