一人っ子だった私が3人の子どもを持ちました。
子どもに囲まれて寝る狭い布団。
ゆっくり手足を伸ばして寝たい。
そんな時もありますが、、、。
今はいつでもハグしたい時にハグできる。そんな環境が嬉しいですね。
一人っ子の私が感じた子どもの時に足りなかったもの
一人っ子だった私は、子どもの頃、親に触れて寝たかったのだと思います。
幼少期は一緒に寝てくれたけど、ある程度大きくなってからは私だけ先に寝ることが多かったので、寝入るときは一人だったのですね。
中学に入ってからは個室だったので、完全に一人でした。
それくらい大きくなってからは人の近くで寝ることがある時、寝顔をみると緊張してしまってうまく眠れなかったことが度々ありました。
修学旅行などでクラスメートの手足が当たったり、寝顔を見るようなことがあるとそれも緊張していました。
自分と他人との距離感がわからなかったのだと思うのです。
距離感がわからないまま大人に
大人になってからの仕事でカウンターに立っていた時、名物おじさんに対応することになりました。その名物おじさんはあいさつがてら急に私の手を握ってきました。
私はよくわからず「はじめましてのあいさつかな?」と握り返して笑顔であいさつ。
対応が終わった後、職場の女性陣から大丈夫だった??と聞かれ、手を握られたことを話すと「セクハラの被害者扱い」。
で、優しくされました。
私の頭の中はハテナでいっぱい。
なぜ優しくされるのか?手を握られるのはダメなのか?私はかわいそうなのか?どういう対応が正解だったのか?そういえば名物おじさんは笑顔で握り返されてビックリしていた。
人と人との距離感がわからないため起きた齟齬ですね。
どんな状況で触れていいのか?触れてはいけないのか?わからない。
子どもができて気付いたこと
自分に自分の子どもができて、はじめて安心して触れる対象ができました。
好きなだけ触れていいし、幼少期はなるべく触れたほうがいいらしい話も聞きます。
大義名分を得て、好きなだけ触れられるようになりました。
ナデナデやハグ。当時はめんどくさかった寝かしつけのための抱っこなど。
子ども同士でダンゴになって遊んでいるのをみると羨ましくなります。
幸いにもうちは3人同性なので長くダンゴでいられると思います。
あれだけダンゴになっていられれば、
近しい人に触られる喜びも、
親しくもない人に触られる嫌悪感も、
正しく機能するのでは?と思うのです。
さいごに
今は一人っ子が増えているらしいですね。
養育費、教育費の面で仕方ない部分も多いと思います。
本人から自然と離れていくまでは、なるべく親から触ってあげたい。
うちでは子どもから来た時には、対応が難しい時でも信頼を損なわないような働きかけを心がけています。
(めんどくさそうな声かけをしない、など)
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