はじめに
小学校の科目に英語が追加され、ますます注目されている「英語」。
習い事でも定番になっている英語ですが、できることなら楽しく簡単にお安く身につけてほしい英語ですね。
英会話教室に通うと月謝も高いですし、オンライン英会話はピンキリで、子どもにさせることに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
その点、くもん英語で用が足りると仮定すると、教師の当たり外れは最小限だし、他の教科(国語・算数数学)も一緒にやるなら送迎の手間も慣れの手間も省けます。
忙しいママさんパパさんには嬉しいですよね。
私の所感とそのあとに主人から意見を聞きたいと思います。
ちま母「くもん英語」の評価:日本語がわかる子の英語学習に最適
くもん英語は耳慣れに良いと思う。
E-Pencilの発音がゆっくりではっきりしているので、英語を聞き慣れない子にも聞き取りやすく、発音の特徴を覚えやすいと思う。
(長女が「大げさでわざとらしい。先生の英語と違う」と言っていた。が、私は非ネイティブが発音を学ぶときは大げさに覚える方がいいと思っている→興味がある方は、「ロシア語だけの青春:ミールに通った日々」ロシア語の発音を大げさに学ぶ場面があります)
他者に依存しないので、自分のペースでできるのも良い。
置いていかれることもないし、理解が遅い子を待つこともない。
塾のような団体だと、置いていかれた時のセーフティーネットがない。その場で聞くか、授業の後で質問に行くかだが、ハードルが高いと感じる子も多いと思う。
いつかわかる時が来るだろう、と放置する子が多いのでは?(と思うのは、私がそうだからかも。)
同じクラスに理解できない子がいる場合、進みが遅れることもある。
先生方の「今日はここまで進むと思ったけど、思ったより進まなかったね」というセリフは聞いたことある人多いと思う。
その点、くもん英語の場合は聞き直せばいいだけなので、本人のやる気さえあれば自力でなんとかできる。
うちの娘たちはインターナショナル小学校に通っている。
インターナショナルなら英語はペラペラ?と思いきや、コミニュケーション重視で、きれいな英語とは言えないみたい。(必然だからこそ?)
なんせ会話の相手がネイティブなので、なんとなくの英語でも通じてしまうのです!
作文もそうです。(少なくとも子どもが話題にしたい分野では。文法を重視するのは非ネイティブだったりします)
文法はよく知らない。言いたいことをなんとなく繋げる。
単語テストはボロボロ。テイクを「teik」と書いたりする。
それがくもん英語を始めたらどうでしょう?
文法や語順を知り、文章の精度が上がりました。
(知らなかったんかーい!?)
三単現のsや過去形ではdidを使うなどを知りました。
(知らなかったんかーい!?)
授業で「noun(名詞)」や「verb(動詞)」、「adfective(形容詞)」を覚えさせられた理由を知ったに違いありません。
(小1から「noun」という単語を学ぶ自体驚きでした。日本では小1で「めいし」という単語を教えませんよね)
相変わらず単語テストは壊滅的ですが・・・。
他のところでは英語への苦手意識が払拭されたり、学校でも積極性が出てきたりとなんとなく良い感触でした。
うちの子はくもん国語をしているせいか、日本語力は高いのです。
くもん英語は日本語優位な子が文法を学び、耳を慣らすには最適な教材だと思います。
・・・では、主人の意見も聞いてみましょう。
ねると「くもん英語」の評価:苦行
ちま、それはうちの子がインターナショナルに通っていて、ある程度の英語の下地があるから言えることだよ。
くもん英語は「誰にも向いていない」と考える。あれは苦行だよ。
英語は本来苦行じゃいけないんだ。コミニュケーションツールだからね。
楽しい気持ち、知りたい気持ち、興味や快楽原則に則って学んでほしい。
なぜくもん英語を苦行だと言いきれるかというと、、、
おれも中学くらいの時にくもん英語をやったことがある。
当時は中1から英語が始まっていたわけだから、
中学生がHello, I’m Nancy.のような幼稚な文章を読むわけだ。
まあ、やる気は出ないよね。
おれが期待していたのは、「表現が簡単で単語が難しかったとしても注釈があり、面白い文章。読み通したくなる文章」だったのだけど、もっと子ども用のもので、まったく興味が湧かなかった。
(ちま注釈:レベルが低かっただけでは?)
それならいっそのこと、翻訳が遅い海外のゲームを「翻訳が待てない!」と英語のまま遊ぶほうが自分の興味や衝動が動機になるので、その方が健全だと思う。
(ちま注釈:海外ドラマも同じように使えそうですね)
くもん英語に限らず、年齢はいっているけど初心者、という人はどの分野にもたくさんいるんだから、全てのジャンルの入門編を準備しておけばいいのにね。
なぜやらないのか理解に苦しむ。
(ちま注釈:予想通り辛辣な感想が出てきました)
まとめ
・くもん英語は「すでにそこそこ英語に触れている子」が「補習」的にやる。
または、
・デスクワーク耐性のある子が無理なく学ぶ。
のあたりが現実的かと思います。
個人的にはその子にとって重要な人(大好きな先生、など)が英語でしかコミニュケーションがとれないから、止むを得ず英語を使う、というのが効率的だと思っています。
オンライン英会話も良いですが、現にわが家もオンラインで英会話を受講中ですが、
何度か実際に会ったことある先生です。
子どもが臨場感を持って会話するには実際に会うことが重要だと思います。
私事ですが、私は小さい頃クイズ番組の解答席に座っている芸能人はテーブルに埋め込まれた人だと思っていました。
ある日、野々村さんのボケに草野さんがボケかぶせたのを「おい、ちょお待てや!」と坂東さんがツッコみながら解答席から出てきました。(どの長寿番組かバレますね)
「えっ!?出られるの!?」衝撃でした。
何が言いたいかと言うと、「子どもの臨場感なんてそんなもん」ということです。
画面越しだと、相手が人間なのか架空のものなのか子どもにとって区別はつかないでしょう。
すてきな先生だと思ったらAIだった、みたいな未来は確実でしょうが、まだ現実になるには時間がかかります。
要はオンラインのみの関係性だと、会話に身が入らなくなることを恐れています。子どもは特に。
学習効率が下がりそうです。
だから、先生が実在する人間だという実感が必要だと思うのです。
このご時世、今まで以上に需要が高まっているオンライン英会話教室ですが、子どもにとっては臨場感が欠けがち。
一度は実際に会えたら話も盛り上がるし、親の方も雑な対応はとれなくなると思うのです。
すっぽかしたりとかね。
それでも先生が人間な以上、当たり外れは考えないといけないところが難しいですよね。
外国人が選べない土地では、「少なくともハズレを引かない選択肢」としてくもん英語を選んでもいいかもしれませんね。
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