11月下旬のモントリオールに行くにあたって、防寒具は絶対必要でした。
でもどうせなら日本に帰ったあとも長く着られるものがいい・・・。
スキーウェアを着ていった私と急きょユニクロで調達した防風ダウンを着た主人。
モントリオールに夜中に着いた翌朝にしたことは「カナダ仕様のコートを買いに行く」ことでした。
ダウンコートの品揃えも豊富「simons」
ホストマザーに勧められて行ったお店は「simons」(サイモンス)。
リンク → Stylish Men’s & Women’s Clothing, Accessories & Home Decor | Simons
服に服飾雑貨、生活雑貨など、生活に必要なものはあらかた揃うような感じのお店でした。
(靴はあったか?覚えていません・・・)
寒くなりはじめた季節というのと偶然にもブラックフライデーということもあり、お買い得なダウンコートが盛りだくさん。
日本でダウンコートというと、白、黒、ベージュ、灰色くらいしか色がないと思うのですが、(私が単価が安いお店に通っているだけかもしれませんが)
地味すぎない緑や上品な赤、シックな青など色々なカラーバリエーションがありました。
薄手でサラッと羽織れるものから、ごついものまで。
クラシックなものから、パンクなものまで同じお店に並んでいました。
カナダグースのコーナーもありました。
寒さに応じて使い分け。3種類のコート
閑話休題。
冬が近づくにつれ、だんだん寒くなるモントリオール。
いつまでも同じコートでは凍ってしまいます。(いや、本気で)
そこで寒さに合わせてグレードアップできるよう、だいたい3種類くらいのコートを用意しておくのだそうです。
レベル1:寒くなりかけたころのコート
レベル2:だんだん寒くなり、雪がちらついてくるころのコート
レベル3:冬も本番!寒さも本番!たまには吹雪も覚悟!のコート
(注:グレードは私が勝手につけました。)
レベル1のコート
レベル1:寒くなりかけたころのコートについて
まず、秋口から冬のはじめにかけて、「寒くなりはじめてきたな」という頃。
目安としては-2-3度まで耐えれるものをチョイス。
ウールコートなど体温が逃げていくのを防ぐ系のものを選びます。
薄いダウンもいいかもしれません。
ユニクロのウルトラライトダウンあたりはこのへんじゃないか?と私は思います。
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レベル2のコート
レベル2:だんだん寒くなり、雪がちらついてくるころのコートについて。
目安としては-10度まで耐えれるものをチョイス。
私が買ってきたのはこのグレードのコートです。
日本の冬ならこれで十分なので、日本在住の自分へのおみやげならこのグレードがベストです。
日本の女性服売り場では見かけない素材です。素材がスキーウェアみたいで冷風を完全にシャットアウトしてくれます。
日本で買うスキーウェアより暖かそうです。
(この冬、スキー場に行く予定があるので、着て行ってみます!)
このグレードならデザインも色も豊富です。ウエストがしぼってあって、すらっと見えるシルエットのものも多いです。
レベル3のコート
レベル3:冬も本番!寒さも本番!たまには吹雪も覚悟!のコート
目安としては-30度まで耐えれるものをチョイス。
少し見た目がもっさりします。
有名なものだとカナダグースですね。
※ 主人が買ったカナダグースとは違う可能性があります。
選ぶ時の注意点が一つ。
安いものだと腕部分が厚いせいか、 腕が曲がりにくいものもあるので、試着してから買うことをおすすめします。
カナダグースでも腕が硬いものがあったので、高価なら大丈夫ってことでもなさそうです。
腕部分が硬いとスマホいじったり、運転したりする間、腕を曲げるので、血が止まります。着るとわかるけど、不快ですよ!
主人が買ってきたのはこのレベルのカナダグースです。
もちろん試着して、腕に負担がかからないか吟味して買ってきました。
外側の生地と内側の生地と中身の具合で、腕の負担が変わるので、これは着ないと分からないと思います。
どこかのブログ記事で「日本でカナダグース着てるのを見ると、やりすぎだと思う。日本ってそんなに寒くない」って書いてあって、「それは言いすぎでしょ!日本も寒いよー!?」という感想を持ちましたが、
本当、そのとおりだと思いました。
カナダグースで前を閉めて着ると日本だと多分暑いです。
でもカナダグースなら真冬でも前開けて着られそうな気がします。コーディネートや色のあわせを楽しみたい人には朗報だと思いますよ!
本当、肩と腕と背中が暖かいと、他がすっからかんでも割と快適です。今まで良いコートを着たことがなかったので、そんなこと、思いもしませんでした。
あと、フードの毛皮っぷりがすごいです。ファスナーで顔が隠れるレベルまでフードが閉まるので、服屋の店員さんに「これは何?!」「これは何!?」とめっちゃ聞いてしまいました。
吹雪がすごい時に顔を守るんだそうです!!
カルチャーショックでした。
↑このレベル3の絵のように着ると、完全防備です!
(追記)
日本で売ってるカナダグースは日本の気候にあわせてダウンの量を少し減らしているらしいです。
その分、シルエットがすっきりしているとのこと。
カナダで買ったものと同じものが欲しい場合は、現地(カナダ、アメリカなど?)で買うか、並行輸入品を買うか、ということになります。
あれ??意外なサイズ感
渡航前、ネットで調べ物をしていたら、「日本のMサイズは海外ではSサイズ」とありました。
実際に袖を通してみて意外だったのは、私でMサイズがちょうどよかったこと。
私は日本でもMサイズを買っていますが、物によっては大きく感じてSサイズを選ぶこともあります。
そもそも婦人服に私が着られるサイズのものがあるのだろうか?と不安でした。
外国のお店のサイズ展開は私が着ると大きすぎるのではないだろうか?
子ども服の中から探すべきなのだろうか?と考えていましたが、幸いにも杞憂に終わりました。
最初は遠慮して?Sサイズのコートも着てみたのですが、普通にきつかったですw
(言われてみれば袖は長めでした)
こんなに小柄な服、売れるの!?と一瞬思いましたが、あとで街を歩いてみた時に、アジア系の小柄な人や、ヨーロッパ系?で線の細い人もたくさんいて、Sサイズの展開にも納得でした。
これってサイズ??TPって何!?
服を選んでいると、見慣れないアルファベットが並んでいました。
M/M→『?Mサイズってことだろうか』
S/P→『・・・Sサイズってことかな!?』(少し焦る)
XS/TP→『・・・!?』(M/Mも実はMサイズとは違うんじゃないかってレベルで焦る)
カナダは英語とフランス語の両方が公用語のため、英語のSML表記、フランス語の表記が並んで書いてあるようです。
要は(英語)/(フランス語)というふうに、併記していたんですね。
最初は見慣れない表記に戸惑いましたが、何が書いてあるかわかれば、すぐ慣れました。
が、意味が気になったので調べてみました。
XS/TP→Extra Small/Tres Petit(トレプチ)
S/P→Small/Petit(プチ)
M/M→Medium/Moyen(モワイヤン)
L/G→Large/Grand(グラン)
XL/TG→Extra Large/Tres Grand(トレグラン)
Tres Petitはトレプチと読みます。
トレは某男爵でおなじみ(古い)の「トレビアーン」のトレで、veryみたいな意味っぽいです。(トレ ビアンはvery goodみたいな感じ)
プチはプチトマトのプチです。(ミニトマトのほうが多数派でしょうか)
これもおなじみですね。
grandはグランと読みます。「大きい」という意味です。英語のグレイト(great)に似てますね。
ちなみにイタリア語だとグランデ(grande)。スタバで大きいサイズのコーヒーを飲みたい時に唱える呪文です。
ちなみにスタバの小さいサイズはsmallなんだそうです。英語とイタリア語が混在してるなんて・・・、不思議な発見でした。
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値札がない!実はこんなところについていました・・・
日本だと首のタグのところに付いているのが一般的だと思うのですが、考えうる限り探しても見当たらないのです。
思わず店員さんを呼びました。
「えくすきゅぜもわー」←数少ない知ってるフランス語
こんなところに値札が!!
これは知らなきゃ分からないよー!
でも首のタグに付いている場合、値札を見たい時いつも大変だし、いかにも「値段を知りたい」行動なので、さりげなーく値札を探していましたが、ここに付いていれば、袖をひょいっと持ち上げるだけでさりげなく見られるので便利でした!
盗難防止チェーンがついているので試着は店員さんを呼ぼう!
さまざまなグレード、さまざまなタイプのコートを触ったり手に取ったり着たりしてショッピングを楽しんでいました。
するとたまに遠くで「ピピピピピピピピ」と万引き防止のようなブザーが鳴るのです。
騒がしいな、とは思いましたが、後ろ暗いことは全くなかったので意に介さずにいました。
あるコートを手に取った時です。
「着れない・・・」
なんとコートの腕に盗難防止チェーンが付いていて、それが壁に設置してある機械につながっていたのです!
万引き防止ブザーの音は、この機械が反応した音だったのです!
(誰もいないところで突然鳴ったことがあったので、誤作動?も多いようですが、音を消すために店員さんが近づいてくるので、防犯の役にはたっているみたいです。)
店員さんに言えば、試着の間、外してくれます。
スソについているくらいなら無理やり試着できますが、腕についているときは大人しく店員さんを呼びましょう。
選ぶべきサイズは店員に聞いたほうがいいかも
主人のカナダグースを選んでいる時、定員さんに言われた言葉。
「君にはその服は大きすぎる」「もう1サイズ小さいMサイズを選んだ方がいい」
と言われました。
?!主人はいつもLサイズを選びます。今コートの下に着てる服もいつも通り。
私から見ても大きすぎる感じはしませんでした。
理由を聞くと、
「すそから冷たい風が入るんだ」
「インナーはそんなにたくさん着ないだろう?」
と。
日本在住の私たちからすれば、インナー(フリースとか)を着込むのは当然。なぜなら室内が寒いから。
でも、それはセントラルヒーティングを持つ国ではイレギュラーのことなのです!
試しに言われるがままコートの内側に着ていたフリースを脱いでTシャツになってからカナダグースを着てみるとブッカブカ。
1サイズ小さいMサイズを着てみるとピッタリフィットでした。
さすが極寒とセントラルヒーティングの国。ダウンの着方も日本とは違いました。
一瞬、Mを選びそうになりましたが、
・・・私たちはあと数日でインナーを着込む国へ帰るのです。
親切に教えてくれた店員さんには申し訳なかったけど、
「数日で日本に帰る」「日本ではインナーを着込むので、やはりLがいい」
と説明し、Lサイズを買ってきました。
親切な店員さん、ありがとう・・・。
今も主人はカナダグースを日本のどこかで着ているでしょう。
今度会ったら感想を聞いてみたいと思います。
(追記)主人にカナダグースの感想を聞いてみた
主人は毎日、単身赴任先でカナダグースを着ているようです。
インナーによっては前を開けて着ることもあるのだそう。
下手に厚着をすると汗をかくそうです!
カナダグースの性能は想像のはるか上をいってました・・・。
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