くもんプリントでつまづきそうな時、つまづいている時、予習プリントのような形でどこからともなく現れるのが「おかあさんくもんプリント」。
いえ、主人発注なので、実際は「おとうさんくもん」なのですが、
子ども視点で見ると『おかあさんから発生してくるくもん』なので、「おかあさんくもん」と呼ばれています。
今までいくどとなくおかあさんくもんプリントは発生してきました。
主にこのようなポイントで確認されています。
・足し算
・引き算
・足し算(筆算)
・引き算(筆算)
足し算は入りたてのうちは2+1とかなのであまり負担感は感じないのですが、14+7とかになってくると大変そうでした。
一枚に10問とか12問とかあり、それが1日5枚になるとまるで『一生終わらない』かのような先の見えないトンネル。
いますぐやらないといけなくて、しかもやりたくない、めんどくさい課題が目の前に山積みになっていたら、大人だって逃げ出したくなるはず。まさにそんな感じでした。(私も逃げ癖があるので気持ちはよくわかります!)
繰り上がりは普通に出てくるので、特に負担感はなさそうでした。むしろ、あまりに自然と繰り上がりがまぎれこんでいるので、私は 主人に指摘されるまで気づきませんでした!!
そして、主人から「もっとよくプリントを観察するように」と忠告を受けました。「階段が細かく設定されているので、いつの間にか難易度が上がっているから」と。
そのうち足し算に慣れてくるとスピードも早くなり、問題数が多くても負担感をあまり感じなくなってきた様子。
そして徐々に小さくなるフォント。
・・・ということは問題数がいつの間にか増えている、ということ。
(例:によのプリント)
私は問題数が増えていることにも主人に指摘されるまで気づかず、プリントを終えたいちこに「今日はゆっくりだねー」なんて対応をしていました。
・・・子どもにとってはイライラ以外の何者でもなかったでしょう。(ごめんね、いちこ!)
1枚18問くらいだったのが、1枚23問くらいまで増えたと思います。1日分5枚にするとその差は25問!相当な問題数の違い。
徐々に計算に慣れ、1問あたりの回答が早くなったとしても、負担が減ったとしても、
問題数が増えた分、時間もかかるし、解くエネルギーもかかります。
しかもこの時、指を折って計算していました。(ええーーー?!)
そして10+10や50+30が出てくるようになったあたりで、つまづくようになりました。
多分、指が足りなくなってきたのでしょう。
純粋な二桁の足し算ではなく、20や70などの数字の足し算なので、一の位、十の位とかわかっていれば、何の苦労もなく解けるものでした。
私にはなぜわからないのかがわからない状態だったので、助け舟のつもりで(プリントでまだ出てきてない)筆算を教えました。
これがよくなかった・・・!
我慢強いいちこがとうとう爆発!!
すでにわからない気分になっていたところに、まったく未知のものをつっこんだので、超わからない状態になり、爆発。
泣きながら「もうくもんやめたい・・・!」となったのでした。
これを主人に相談したところ、下記のように返答が帰ってきました。
・原因は、すでにわからない気分のところに、全くわからないもの(筆算)を持ってきたから
・対策(これからお話します)
この「対策」が「おかあさんくもん」。くもんプリントとは別のアプローチをした新しい問題です。
主人のアドバイス通りに私が作るのですが、今回の場合は「10+10や20+10などの問題をたくさん解かせ、自分で法則性を見つけてもらって」というもの。
おかあさんくもん
〈サンプル〉
(本家くもん算数はBでは3ケタ同士の足し算まで)
遊びのような、ゲームのような、おふざけのような感じで、くもんプリントより(一見)難易度の高いものを解かせます。
するといちこも「あれ?くもんってカンタンじゃない?」と負担感が軽くなり、筆が進むようになった様子。
こんな感じで初めてのくもんスランプを乗り越えたのでした。
「おかあさんくもん」は毎日のくもんプリントの前に少しだけやります。不定期です。つまづいている時にたまに出現します。
主人に指示をあおいで問題を作りますが、「桁は多めで」など具体的でない指示もあれば、筆算の引き算のときのように具体的な指示もあります。
子どもに伝えたいことは、
『計算問題にはパターンがある。そのパターンはあまり多くない』ってこと。そう思えれば、強い敵に立ち向かう前のイヤーな感じは味合わずに済むのではないかなと思います。
おかあさんくもん(本当はおとうさんくもん)はそれを子どもに伝えるくもんなのです。
(本家も見習ってほしい(笑))
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