ロシア行きを決めた理由とメンバー選び
つねづね、子どもに異文化を経験させたいと思っていました。
なので、インターナショナル小学校を志望し、入学したわけですが。
今回、友人のロシア人ママに勧められたこともあり、ご縁のあったロシアへ行ってきました。
・長女の友人に会いに行った
・次女、三女はまだ小さい(疲れたダッコと言われても困る)
・行ったことがない外国だったので、何かあった時に荷物を抱えてダッシュできることを想定したメンバー選び
上記の理由から、次女・三女は日本に残し、連れて行ったのは長女のみです。
とはいえ私も主人も長女もロシア語は話せません。(7日滞在して文字は読めるようになりました。なんとか)
言葉はgoogle頼みという、携帯失くしたら積む感じの(大人からしてみれば)不安満載の旅路でしたが、
なんとかなりました。
現地では前述したロシア人ママのサポートもあり、
・メトロのキップの買い方
・荷物が多い時の改札の通り方(メトロにて)
・タクシーアプリの使い方
・ATMの使い方
・銀行での両替代行(本人はパスポート出して立ってるだけ)
・ロシア用SIMカードの購入
・寝台列車の乗り方とスチュワーデスさんとのやりとり通訳
・マーケットでの通訳
などなど、私たちだけではどうにもできない(どうしたらいいかわからない)場面を助けてもらいました。
とはいえ、帰りは日本人だけの珍道中になりましたが・・・ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ
とはいえ、2018ワールドカップのおかげもあり、モスクワ周辺は英語の表記も目立ちましたし、
レストランのウェイトレスさんも頑張って英語で接客してくれました。
本場の?ロシア美人ウェイトレスさんはため息が出るほど美しかったです・・・。
基本的にはトラブルはほぼなく、平和な旅路でした。
トラブルがあったとしても『無料と思った紅茶が有料だった』くらいのレベル。
子連れだったので、夜は早いし、怪しいお店や地域には近づかないのが良かったんでしょうか?
ちょっとわからないですね。
親切なロシア人
ロシア人は想像したより暖かい人が多かったです。
こちらが話しかける場合、日本語かジャパニッシュ(ブロークンイングリッシュ)になるので、ロシア人にしてみたら聞き取るのすら困難なはずです。
それでも「どうしよう、わからないw」となりながらも、理解をしようとがんばってくれるんですね。
言葉が不自由なこちらとしてはありがたいです。
何度聞き返しても言い直してくれます。
ただ容赦なく早口+長文なので、なすすべもなかったですけどねw
子連れだったので、メトロやエクスプレスに乗るたびに席を譲ってもらえましたし、それが当然という感じでした。
(譲ってもらえたら、必ずお礼を言いましょう)
日本の感覚でこの状況に出くわすと、「普通寝たふりするところじゃないの?!」と、ただただびっくりでした。
この「普通が違う」のが異文化の醍醐味ですね。
2020東京:日本人の不親切さが浮き彫りに?!
オリンピックに向けて「おもてなし日本」が進んでるようですが、日本よりよっぽどモスクワのほうがおもてなしできてましたよ。
日本はおもてなしする人とされる人が決まっている感じがするんです。
仕事がオンの時だけおもてなしするけど、
オフの時は親切にしなくても構わない、
むしろ、おもてなしされて当然。
オリンピックではオンの時はもちろんですが、オフの時のおもてなしが世界中の人に見られるんだと思います。
うちのおばあちゃんも大好きですが、日本人賛辞番組が流行っていますね。
日本人は「日本人は親切だ」「日本はすばらしい」と外国人に思われたいようです。
ですが、今の日本の真のホスピタリティ度が外国に広まるまで、あともう少しという感じがしますね(^◇^;)
それでも羽田へ帰ってきた時、入国管理の行列整理をしてたおじさんが、「ささっ!こちらへどうぞー!」と半分お辞儀した状態でサイドステップ踏んでた時は、さすがに「そこまでしなくていいのに・・・www」と思いましたが。
(このおじさんだってオフの時はこんなキャラじゃないはずですしw)
主な目的地
行ってきたのはモスクワから寝台列車で9時間のベルゴロドという街。
モスクワ観光
↓
寝台列車
↓
ベルゴロド(5日間)
↓
寝台列車
↓
モスクワとクビンカ観光
↓
空港
ざっくり言うとこんな感じの旅路でした。
旅のおもな内容
★ 準備したもの
◯ビザ取得
・バウチャー取得のため、booking.comでホテル予約。(ホテルの部屋はostrovok.ruで予約)
・夜行電車のチケットはバウチャーの代わりになるか?
・ビザを取りに東京にある在日ロシア大使館へ。
・いろいろあって、ロシアビザセンターを使いました。
◯レンタル
・グローバルWifi(中国・ロシア)→イモトを選ばなかった理由とは?
・ロシア人ママにロシアのシムを用意してもらった。購入代と再発行代を負担。帰りの空港でシムを破壊してから出国。
◯iPhoneの設定
・内蔵キーボードをロシア語も使えるように。(検索や翻訳のため)
・ロシアのシムを使うためにシムフリーのiPhone。
★ 遠すぎるロシアまでの道のり(中国南方航空・広州トランジットホテル→武漢で乗り換え→遅延)
・モスクワ直行便が高かったため、乗り継ぎがある安い飛行機をとった。
・羽田〜広州白雲(一泊)〜武漢〜シェレメチボという長旅に
・トランジットホテルのカウンターがわかりにくい。
・トランジットで立ち寄った広州白雲国際空港。ホテルが良質(無料)!係りの人も親切!だけど、ホテルの人やドライバーは中国語しか喋れない上にiPhone慣れしてないので、翻訳も一方通行。
・航空機の燃料補給のため、武漢に。トイレしかないところで待たされる。広州白雲国際空港で水や軽食を買い込んどくべきだった。
・飛行機が理由がわからないが離陸が1時間半遅れる。軽食(ビスケットとコーラ)が配られる。
★ ロシア入国
・シェレメーチエボ空港に着。入国管理でなぜか「違う窓口に行って」と断られ、目の前で窓口が閉まる。
・入国管理でもらう大事なペラ紙(超大事!!)
★ロシア・シェレメチボ空港内のホテルに一泊
・行ったのは入国後、ビザが必要なホテル(ビザがない人用のトランジットホテルもあるらしい)
・凄い勢いでアピールしてくるタクシードライバー(これにつかまって乗ると、高くとられるようです)
・タクシードライバーにホテルの場所を聞くと、親切に教えてくれる。
・ホテルの知名度が低い。ホテル名ではなく、「カプセルホテル」と聞いた方が答えてくれやすい。
・狭くてスーツケースが満足に広がらないが、一応最低限そろっているビジネスホテル。
★ 交通機関
◯アエロエキスプレス(空港〜ベラルースキー)
・めっちゃ便利。シェレメーチエボ空港とモスクワ市街をつなぐエクスプレス。途中駅に停まらないのがまぎらわしくなくて嬉しい。
・4人往復券だとありえないほどお得になる(窓口のみ)。2人旅でも、往復する場合は4人用のチケットを買った方がお得だと思う。(可能かどうかはわかりませんが)
・改札は空港側にしかない。(ベラルースキー側がフリーパス)
・ベラルースキー駅で乗り場への表示が「出口」なのがいただけない。わからないよ!
◯メトロ(モスクワ中心地)
・小さい子どもは無料だが、「荷物用レーン」を通る必要がある。出れない出口があるらしい。
・窓口で1日券を買うとお得だが、カードが水に弱いので注意。
・路線が色分けされているのは東京と一緒。通路に色の矢印が書いてあるので、それに従って進む。矢印の下に書いてあるのは路線名ではなく、駅名なので、注意。「あっちに行ってもクルスキー、こっちに行ってもクルスキー、どこへ向かえば・・・」という感じになる。
◯寝台列車(クルスキー〜ベルゴロド)
・3人旅だが、4人分席を買っておいた。個室。4人目は架空の人物の情報だったので、乗ったことにならず、食事や飲みものがつかなかったが、別の人が乗ってくることは規約上ないらしい。ベッドが使えたので十分。ついてくるパンは塩をかけたほうが美味しい。
・パスポートはチェックされるが、本人確認はされないので、パスポートだけ持っていけば、乗ったことにできたと思われる。
・寝台列車レビュー。枕元にコンセントあり。充電できる車両とできない車両があるので、予約時に注意。
・寝台列車でしか買えない限定おみやげ
・トイレは紙を流してはいけない。(イラストあり)
・ハミガキはトイレで。うがいはミネラルウォーターを持参して。
・トイレの手洗い場はお湯と水の切り替えが容易だけど、知らなきゃ切り替えられない。
★ 細かいお金は貴重!
・羽田でルーブルに両替できる両替所は出国前1ヶ所、出国後1ヶ所のみ。在庫が少ないことも考えられるので、問い合わせを。
・羽田で両替したら5000₽札(9000円くらい)が来たけど、全然使えるところがない!お店の人に「細かいお金持ってないの?おつりないわよ?」とよく言われる。
・みんな小銭が足りない。大きいスーパーで崩すんだそうな。(カード払いも多い)
・銀行の両替で必要な書類(引き落としじゃないですよ!両替ですよ!)
・<番外編>visa楽天銀行から引き落としているつもりだったが、海外キャッシングをしてた。→便利だった。返済も楽そう(翌月一回払い)。気になるのはレートだが・・・。羽田両替vsロシア銀行両替vs海外キャッシング
★ トイレについてカルチャーショック
・紙を流してはいけないトイレ、多し。(貼り紙で確認を。大きめのゴミ箱が設置してある場合は、紙はゴミ箱へ)
・紙が手洗いのそばにあるトイレ、多し。(十分な量をキープしてから個室へ)
・紙がないトイレあり。ティッシュは必ず持っておきましょう。
・館内案内は非常口の説明しかしておらず、トイレの場所は人に聞かないとわからない。女性トイレの表示「ж」は覚えておいたほうがいいい。
・グム内にあるトイレ(200₽)は微妙。でもまわりに替わりのトイレはないからやむを得ず利用する方が多いかも。はやっています。別料金でシャワーもあるみたいです。
・トイレがそもそもない施設も。(メトロ職員が子どものために職員用を貸してくれた)
★ タクシーがとっても便利!
・iPhoneアプリ「ヤンデックスタクシー」。神アプリ。超便利。目的地が英語で打てる。呼んだドライバーと日露自動翻訳で(!)チャットができる。
・ヤンデックスタクシーに表示される金額はかなり正確。端数までぴったり。
・遠い距離をお願いした場合、走り出す前に「料金を確定するか?(直訳)」と聞かれた。「ダー・・・?」と答えたが、未だに意味がわからない。
・モスクワでもベルゴロドでも使えた。
・バスがうまくつかまらなかったため、結局、モスクワ市街〜クビンカもタクシーで。帰りもタクシーを使用。4人で往復8000円くらいだったからバスや電車と比べて多少割高だったんだろうけど、無防備に昼寝ができたので、すごく助かった!
・あまりに近いところを指定すると、「目的地が近すぎる!」と文句を言うドライバーも(日本にもいますね)。鬼電がかかってきていたので、「何を言っているのかわからない!」とベルゴロドホテルの受付のお姉さんに丸投げし、ようやくドライバーの主張を知る。初乗り料金が存在しないから、近いところで使われてしまうと呼ばれ損なんですよね。この時は5分くらいのドライブで63₽くらいの予定でした。もちろん100₽払いましたよ(100₽あれば15分くらい走れる)。深夜の子連れ移動でありがたかったし、近くて申し訳なかったし、小銭もないので。
・「ヤンデックスタクシー」に表示されるお金が「112₽」のように細かすぎる。例えば私が200₽払うと「90₽」のおつりを返してきて、「これでいいよ」と言う。みんなして小銭が少ないので融通しあっている。返ってきたおつりから少しバックするんだけど、ロシア的に合ってるかどうかは不明。
★ お土産情報
・マトリョーシカ、意外と安い。ベルゴロドの行商のおばあさんが売っていたマトリョーシカと空港のおみやげ屋さんのマトリョーシカはクオリティはわからないけど、あまり価格はかわらなかった印象。
・アリャンカを買うなら空港の専門店量り売りが便利。スーパーとの値段の差はどうなんだろう?多分あまり高くない。
・このアリャンカがおいしい!
★ モスクワ観光に便利な情報
・乗る予定の寝台列車がクルスキーから出るので、あらかじめスーツケースはクルスキー駅に預けた。パスポート要。クルスキーは赤の広場に近いので、トランクを預けて観光できるととっても身軽。結局、最終日(クビンカ観光)の時も利用した。
・立ち入り禁止になっていた赤の広場。予告なく閉めることがあるらしい。2日くらいは日程をキープしておきたいところ
・クレムリン博物館は長蛇の列。朝一で並ぶべき??(とうとう行けなかった)
・地下に広がるデパート
・金属探知機を通らないと行けないデパート「グム」
★ グルメ情報
・ピザが安い。ベルゴロドにはアラジンみたいなキャラクターのピザ屋がたくさんあり、どこも美味しく低価格。
・カフェのボルシチがおいしい。
・ベルゴロド大学の学食で食べる。値段相応。
・目を惹く草のピラミッド。高価格帯だが、超美味しい!
・ロシアのミネラルウォーターは基本的には炭酸入り。「ガス〜〜〜」「ネガス〜〜〜」を確認して買おう。
・ロシアのミネラルウォーターが口に合わない。中国のミネラルウォーターのほうが日本人にはおいしい。
・水道水の味が口に合わない(そもそも飲んではだめです)
・マイ塩持参のススメ。機内食(中国南方航空)、シェレメチボ空港内の軽食、寝台列車の軽食のどれも味が薄い!うちはロシアのスーパーで塩を買いました。味気ないパンに振ったら、すごく美味になりました!塩が足りなかったんだ〜!キラキラって感じ
★ ベルゴロド観光情報
・ディノパーク、ズーパーク。赤字?心配になるほど力の入っている展示物。
・ショッピングモールの2Fでやってた催し物「動物ふれあい館」。サルに腕噛まれる。日本じゃ大問題だぜ・・・。
・ボーリング、ゆがんでるレーン。でも満員で流行っている。
・スーパーにイクラの瓶詰め
・FixShop(ロシア版100円ショップらしい)は日用品を買うのに便利。
・メガグリンなど大型スーパーだと品揃えも豊富で買いやすい。
★ 荷物が飛行機に乗れず・・・。こんな書類初めて書いたよ!
・飛行機の乗り換えし損ねかける。出発5分前の搭乗。荷物は乗れず・・・。
・羽田で書類を書く。荷物は中国南方航空と提携してる荷物輸送会社持ちで宅配便で自宅へ届いた。傷むものが入ってなくてよかった。
★ 便利情報・雑談
・用意したのに残されたチップ(ベルゴロド)。改めて手紙を付けたら受け取ってくれたみたい。
・ロシア語が不安な人はホテルのフロントが英語OKか確認を。うちは3人ともロシア語がかなり無理だったので、フロントの人に英語で頼みまくりました。
「ヤンデックスアプリに(施設名)を入れてくれー」「(ヤンデックスで呼んだ)タクシードライバーに何か言われたけどわからないから通訳してくれー」などなど。かなり助けてもらいました。
・中国人観光客が多いらしく、モスクワでお店で何か買うとたまに「シェイシェイ」と言われる。「どーも!」と返す。「チャイニーズ?」と聞かれたこともしばしば。
・実弾を打つ。的を撃たせてくれ!なんの教育にもならない!(的を撃つことで威力(怖さ)を知る)
・駐車場がやばい。立体駐車場が作れないみたいで、全部路上駐車場。車間距離や路駐がやばい。
(モントリオールも立体駐車場が作れないみたいで、路駐がやばかったけど、もっとひどかった)
・国際免許証は作って持って行ったけど、運転する気にはなれなかった。
・
・
・
とまあ、こんな感じでつれづれとつづっていきたいと思います。
観光というより異文化にどっぷり浸かるのが目的なので、あまり観光地はめぐってないんですが。
お役に立てれば幸いです。
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朝くもんの様子、習い事の状況、日常のひとこまなどつづっています。
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