ボードゲーム?ディクシット。子どもの発想力を育て、自分の発言をコントロールすることを知る

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外が風が強くて遊べない・・・
感染症の可能性を考えると人混みに出るのはちょっと・・・

そんな時、ボードゲームはいかがですか?

ボードゲーム「ディクシット」

長女が最近一押しのボードゲーム・・・と言おうとしたけど、よくよく考えたらカードゲームっぽかった。

「ディクシット」

セットになっている一風変わったイラストに何が書かれているか?を推理し想像するゲーム。

参加者が時計回りで親番をやっていきます。

ゲームの進行

親番が手元のカードから一つ選び、お題を言いながらカードを出します。見えないように裏向きに。

によ「こわい!」

子番が自分の手持ちカードの中からお題に沿ったカードを出す。見えないように裏向きに。

いちこ「こわい!」
ちま母「こわい!」
さんこ「こわい!」

出揃ったら親番がよくシャッフルし、誰が出したカードかわからないように表向きに並べる。

親番がやることが多いですが、4歳さんくらいの小さい子どもにはシャッフルが難しいので、まわりの人が助けてあげるといいです。
カードが大きいんですよね。

うちのルールだと、お題を言いながらカードを一枚ずつ並べていきます。
お題を聴きながらカードを見ることで、なんとなくしっくりきてしまうことが多く、不思議です。

によ「こわい!、こわい!、こわい!、こわい!」


「4」「3」「2」「1」

どれが親番のカードかなー?

親以外の人が『これ親が出したでしょ!』と思ったカードを数字札で投票します。

あえて数字札を使わなくても、「これ」って指差せば楽なような気がしますよね?
でも、それでは片手落ち。
誰がどのカードを親だと思ったか?は同時にわかる必要があるからです。
理由は後述。
親は数字札を出せません。

数字札が出揃ったら、同時に表に返します。


「4」「3」「2」「1」

親は自分が出したカードが当てられたら(一人でも投票したら)3点ゲット。
ただし、親以外の人がすべて自分に投票したら0点です。
ドンピシャなヒントを出すと0点というわけです。

ただし、誰かが投票してくれないとそれでも0点なので、どれくらいドンピシャなヒントを言うか?そのさじ加減が悩ましいところなのです。

親以外の人は誰かから投票されると1点。
自分のカードには投票できないので、
6人プレイの場合、最高で4点入る計算になります。
なるべく親が出したお題にそったカードを出して、誰かが騙されて投票してくれれば点が入るというわけ。

次のターン

親番「てき!」

子番「てき」「てき」「てき」

数字札を表にします。
親番「てき、てき、てき、てき」

「4」「3」「2」「1」

「どれが親番の出したカードかな?」

親が出したと思われるカードに投票です。


「4」「3」「2」「1」

「開票!」


「4」「3」「2」「1」

今回は票が分かれました!

ちま母「親番が出したカードはどれ?」
親番「うさぎのやつ!」
ちま母「まじで!」

「3」が正解でした。
親番は1人に当てられたので3点ゲット!
3を当てた子番にも3点ゲット!

「1」を出した子番には1点!
「2」を出した子番にも1点!

感想戦

「3」は戦っている感じだったから選んだよ。
「2」は赤の花と白の花が敵みたいだったから出したよ。
「4」は表情が怖いので敵っぽいでしょ。
「1」はー、こんな敵もいるかもね。自分より大きそうだから敵だったら怖いかも。

みたいなことを口々に言い合います。
これも楽しい時間。

またその次のターン

お題「外なの?中なの?」


「4」「3」「2」「1」

「えー?わからない!」

票も「1」「3」「3」と分かれる。


「4」「3」「2」「1」

「答えはこれ!」「4」
「えー!!まさかの!」

「だってね。お家の中なのに、花びらが飛んでるでしょ?お外なのかなあって思って。」
「そうきたかー!」

この場合、親番の出したカードには誰も投票しなかったので0点。
投票の集まった「1」「3」を出した子番にそれぞれ1点、2点入ります。(数字札が集まった札分の得点が入る)

マイワールド全開で他の人が想像しないカードを出しても得点は難しいみたいですね。

ゲーム終局


「4」「3」「2」「1」

得点板のウサギが30点を超えたらゲーム終了。
ですが、うちの場合、あまり得点板は関係なく、手元のカードが終わるまでやることが多いですね。
コミュニケーションを楽しむゲームと言えそうです。

長女・いちこは抽象的な単語も発想できるようになったみたいで、アナログゲーム会で「小さいのにそんな難しい単語を知っているの?!」と大人が驚いてくれたのが、本人の中で成功体験になったようです。
その時は、「苦悩」「人生を憂う」みたいなニュアンスのことを言ってました。

とはいえ、長女よりも語彙力が少ない他の姉妹たちもなぜか気に入っています。
運の要素、知識の要素があまりゲームの勝敗に関係しないからかと思います。

ディクシットの腰が重いポイント

ネックは人が必要だということ。

まず親のカードを当てるという性質上、3人はいないとできない。
できれば4人以上欲しい。
投票札や得点板のウサギが6人分しかないので、6人まで。

一度チーム戦にしてみたことがありますが、『どれが強いカード』みたいな定石がないので、チーム内で意見が食い違ったり、あまり相談してしまうとまわりにバレてしまうので、多少わからなくても個人戦にしたほうが面白いです。

4歳三女がギリ参加できるゲーム。
あいまいな言葉が言える単語力があるとより楽しめるけど、必須ではないです。
詳しくは下に。

ディクシットで学べること

うちの長女がやりがちですが、自分の親番の時に
お題を言ってカードを並べながら
「うわ〜これはナイ!!」「うわ〜これは近い!!」と反応してしまうと、
少なくとも長女のカードでないことがバレてしまい、得点がしにくくなったり、
子番からの信用が落ちたりします。

「余計なことを言うと自分に不利になる」
そんなことを口うるさくなく教えてくれるよいゲーム、と言えるのかもしれません。

小さい子を加えて遊ぶ場合

うちには4歳の三女・さんこがいます。
主人は家でも仕事をしていることが多いので、たびたび参加はできません。
ディクシットはそのゲームの性質上、4人は欲しいゲームなので、自然と三女・さんこもメンバーに入れたいシーンが多いです。

お題にそった紛らわしいカードを手札から出すという性質上、考えなしで出すカードでもじゅうぶん目くらましになるので、4歳でもいないよりはいたほうが全然いいですね。
最低でも手札から裏向きで選ばせてもゲームは成り立ちます。
お題によってはそれでもじゅうぶん翻弄されます。

注意しないといけないことは、『自分の出したカードに投票したがる』というところですね。
(自分のカードには投票できないルールがあります。)
「◯◯ちゃんの出したカードを当ててね」
と声かけすると、徐々に理解にしてきました。
まだ毎回声かけする必要がありますが。

ただ、期待値計算やブラフは必要ないので小さい子でも対等に参加できる、という特徴があると思います。

4歳の親番ターンの風景

たまにはこんなことも。

さんこの親番の時は私が手伝います。

他の人に見えないようにさんこに見せ、
ちま母「どれがいい?」
さんこ「これー」
ちま母「何が書いてある?」
さんこ「きー」

それで出たカードがこちら。


「4」「3」「2」「1」

「・・・」
「木って・・・木って・・・」
「木ってこれしかないじゃん!」


「4」「3」「2」「1」

満場一致でさんこの出したカードには票が集まる。
これだとさんこの得点はゼロ。票を入れた子番に得点が入ります。
残念だったけど、楽しかったね。

ディクシット ーDixitー

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※ ディクシット・オデッセイは新しく出たディクシットです。
通常盤は6人までしかプレイできませんが、オデッセイは12人までプレイできるようです。
どうやら通常ルールに加えて、6〜12人対応のパーティールールやチーム戦ルールがあるとか・・・!
(通常ルールなら)3人からプレイできることに変わりはないので、間違えて買っても無駄にはならないかと。
得点ボードが丸くてかわいいのは通常盤のほう。

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