もはや子どもの登下校のみまもりに必要不可欠となった、みまもりGPS。
GPSなしの送迎はロスが多く、無駄な待ち時間も長いので、もう何も知らないあの頃には戻れません。
使っている人はわかると思うのですが、GPS端末の位置情報は数十メートルの誤差が出ます。
電波の干渉や、建物などで電波が遮られると誤差が出やすいようです。
誤差があっても無いよりは全然いいGPS。
そう思って使ってきたし、家族全員、メリットを享受してきました。
それが、このたび、準天頂衛星みちびきに対応したGPSが出たようです。
みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト – 内閣府より
日本の上空を飛ぶ人工衛星。
今まではアメリカの人工衛星を借りていたので、精度がイマイチで誤差もありましたが、みちびきも使えるようになってからは誤差が少なくなりそうな予感です!
※ ちなみにGPSはアメリカの衛星測位システムを指す用語のようです。
準天頂衛星みちびきはGNSSと呼びます。日本のほぼ上空に4機飛んでいるらしいです。いつの間に!
日本版GPSとも呼ばれるようなので、記事内では言い慣れた「GPS」でいきたいと思います。
みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト – 内閣府より
みちびき対応のみまもりGPS『soranome』
soranome開封!
外箱はiPhoneXRとほぼ同じ。
本体は今まで見てきたGPSより、小さめで薄いかんじ。
今まで持っていたGPSは厚みがあったので、そう感じるのかも。
私はソラノメをネット販売で買いました。
アマゾン等で売っているパッケージだと、
購入→エントリーパッケージが届く→ソラノメにコードを入力し申し込み→本体が届く
と時間がかかります。
ネット直売だと、
購入→本体が届く
と、早いです。
急ぐ必要がなくて、使い道のないアマゾンポイントがある人にはアマゾン経由のほうがいいかな?と言った感じ。
ケースが付属しています。
別売りでなく、4色から選べるのが嬉しいですね。
パステルカラーでやさしい色合い。
グレーもあるので、少し大人に近づいた男子に持たせても違和感ないかと。(その場合、真ん中のハートがかわいすぎるか?)
(写真だとグレーがネイビーっぽく見えますが、完全にグレー。ダークグレーです。)
ボタンのイラストがかわいいので、小さい子や女子向けな印象です。
手紙は読もう
ついてきた手紙をまず読みましょう。
「本体ボタンを押さないで。」
設定前に本体ボタンを押してしまうと、SOSが止められなくなるのだそう。
本体ボタンはGPSの正面にあるイラストの書いてあるボタンです。
電源ボタンは別にあるので注意!
アプリをダウンロード
名前が「soranome」じゃないので探しにくいです。
アプリ名「Pocket GPS」
★ APPstoreで探す
規約の画面になるので、ちゃんと読んでから同意しましょう。
同意すると、アカウント入力画面になります。
アカウント連携!してない
ネットで購入した時にメアドとパスワードを入力したのですが、ログインできませんでした。
「お使いのメールアドレスは登録されていません」
あの時登録したのはなんだったのか・・・??
同じメアドを新規で「アカウント登録」すると、登録できました。
あの時登録したのはなんだったのか・・・!?
※ ネットで購入時に登録したのは『soranomeマイページ(支払い履歴など)』、アプリで登録したのは『ユーザー登録』っぽいです。
いや、連携してよ!(小声)
初期設定をしよう
ユーザー登録すると確認メールが送られてくるので、書いてあるURLをタップ。
手続きを進めます。
GPSの裏面にある6ケタの数字を入力。
キーボードがジャマしてて登録ボタンが押せなかったのですが(ページ下部にある)、キーボード以外の部分をダブルタップするとキーボードが消えてくれました。
(登録ボタンは右上にあると便利ですね)
BluetoothをONにして待つとペアリングしてくれるとのこと。
機体名が出たらタップと説明にはあるが、
ぜんぜん機体名が出てこない!!
・待っても出てこない。
・GPSの電源入れ直しても出てこない。
・ちょっと怖いけど、SOSボタンを短押しすると良いらしいのでやってみたけど出てこない。
・スマホのBluetoothをオンオフしても出てこない。
・電池が足りないのかな?充電を始めても出てこない。(先にやっとこうよ)
なんなんだー!!
と思っているうちに出てきました。
上記の何かが良かったらしいので、うまくペアリングできない人は一通りやってみてください。
ソワソワするので、時間がある時にやったほうがいいですよ!
位置情報が更新されないときは・・・
初期設定は終了。
現在地が表示されるはず・・・「東京駅」:初期の位置情報
まあ、現在地がわかるまでには時間がかかるよね。
それまでの間に設定の続きをしましょう。
位置情報の更新間隔 (10分→3分)3分がMAXです。
通知エリア 学校、習い事など。半径は50m〜1000m。入った時通知、出た時通知、すべて通知から設定できます。
『小さい円の場合、位置情報がひっかからないことがあるので、通知されないことがあります。』というメッセージが出ます。地図上で見ると、半径50mって『こんなに!?』ってくらい広いんですが、乗り物に乗ってすれ違うと弱いという意味ではないかと思います。
スリープ設定 (0時〜7時→21時〜5時)お好みで
ユーザーリスト3アカウントまで連携できます。(同じアカウントを別の携帯に入れたら、そのまま連携しました。注意!)※ 後述します。
APN設定 シムの設定で必要な時があるかもしれないらしいです。私は設定不要でした。自動のままでした。
アップデート すでに最新でした
工場出荷時リセット 位置情報の更新間隔、通知エリア、スリープ設定、APN設定がリセットされるらしいです。リセットされるのは設定だけのようですね。
これを押しても位置情報は消えないようなので、証拠隠滅には使えないっぽいですね。
Pocket GPSの解除 解除するとGPS本体とAPPのペアリングが切れるんでしょうね。やってないけど。
設定の部分を一通りいじり、
さて、そろそろ現在地が更新されたかしら?と見てみると・・・「東京駅」:位置情報の初期値
結構放っておいたんですけど更新されていませんでした。
何度か更新ボタンも押したんですけど、変わりませんでした。
困った時は取説を読もう!
soranome本体には、LEDが二つあります。
本体正面にあるLEDと電源ボタン横にあるLEDがそれぞれどんな状態か?を取説で確認してください。
私は
本体正面のLED:青点滅(問題なし)
電源横のLED:緑点灯(問題なし:電池残量あり)
でした。
本体には異常がない様子。
取説を読み進めると、
『初期値は「東京駅」です』
「知ってる」
『現在地が更新されない場合は電波状態の良いところでしばらく待ってください』
「窓ぎわのテーブルなんですけど!?」
仕方がないので、窓になるべく近づけました。
(閑話)
以前、auの電波を調べるおじさんに聞いたのですが、最近の家の壁は鉄骨のため、電波が入りにくいんですって。
さらに、最近の家の窓は防音、断熱になっていることが多く、他の電波もさえぎる可能性があるんですって。
熱も音も電波も波ですからね。
だから、わが家の中はauは圏外★
でもdocomoは使える。(基地局の位置や距離も関係していると思います)
auの電波を調べるおじさんもしゅんとして帰って行きました。
閑話休題。
ようは『下手したら窓ぎわでも電波が弱いかもしれないので、外に出て』ってことです。
多分一度現在地がはっきりすれば、あとは相対的な移動情報で補正ができると思うので、あまりひどい誤差にはならないんじゃないかと思います。
最初の一回は電波の良いところで。
数分後確認するとなんとか現在地が更新されました。
やはり電波が悪かったようですね。
とりあえず、初期設定はできました。
アプリのレビューで「誤差がはげしくて使えない!」というのがありましたが、
私が見る限りでは誤差は30mほど??(目視で)
そこまで誤差がはげしいようには見えませんでした。
(Bsize GPS BoT(第一世代)なんかもっとひどかったですよ・・・というか見渡せる程度の誤差ならじゅうぶん役立つでしょ)
soranomeには「住所」や「道の名前」を表示する欄があります。
帰宅したら、現住所をドンピシャで当てたのでビックリしました。
家に入ってしまえば、誤差がゼロ!?
(その後、職場に持っていったら、となりの駐車場を指していましたが)
今後に期待
私が今後チェックしたいのは、
・圏外がどれくらいあるか?
・位置情報を発信せずフリーズしている時間がどれくらいあるか?
・間違った位置を示すことがあるのか?
・通知が遅くて困ることがあるのか?
等を見ていきたいと思います。
早く、学校はじまれ〜〜〜(心の叫び)
追記)連携が簡単ってメリット?デメリット?
ユーザーリストのところで、「同じアカウントを入れたら、連携した」というのはかなり連携が簡単。
アカウントがもれたら、子どもの居場所までバレてしまう、現住所、通っている小学校がバレてしまうということ。
アカウント管理には注意しましょう。
他GPSサービスではその辺りのことは慎重です。
★ GPS BoTでは、主回線のアカウントに「みまもりリクエスト」をして認証してもらう必要があります。
★ GPSみもりでは、携帯一台につき1アカウントを取り、主回線のアカウントに「参加リクエスト」をして認証してもらう必要があります。
面倒な作業ではあるのですが、悪用を考えたら必要かなと。
ただ、soranomeは他のGPSサービスと違って、連携できるアカウントに限りがあります。
3アカウントまでです。
これを有効利用して、あらかじめ信頼できる3アカウントで連携しておき、これ以上連携できない状況にしておくと安心だと思います。
連携できるアカウントが増やせないのは安心材料かもしれません。
私みたいに一人で何台も持っている場合、いちいちアカウントを取りなおさなくても連携できるのは楽でした。過去の履歴も見れますし。
うちではこんな感じで運用しようかと。
ちま母 アカウント→スマホ2台
主人 アカウント→スマホ1台
おじいちゃんアカウント→おじいちゃんスマホ、おばあちゃんスマホ
同じアカウントが使える間柄なら、3アカウントまでの制限があっても足りないということはなさそうですね。
とにかく連携が簡単!
パスワードの使い回し等はやめ、アカウント管理はしっかりしましょう。
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