以前の記事に載せた『へびの本』。
主人が単身赴任中に描いたものだったのですが、帰ってきてほめられたのが嬉しかったのか、また絵本を描きました。
あいさつもそこそこに、ニュースが止まらない!!
①表紙:魚の本
製本した後に切ったらしく、背表紙がボソボソしてます。なにか考えがあったようですが。
どうしてそういうことをしちゃうのか、大人には理解が難しいですね。
②むかしむかし 魚がいました
その魚はおかし だいすきでした。
それでそのつぎのひ
魚はおかしをつくる
たいかいをひらき ました
長髪+リボンというスタイルの魚が出てきました。
長女・いちこがおかし食べたいだけかな?
③それで ちーむも つくりました。
そのちーむは
まぐろちーむと いかちーむです
魚類のチョイスが唐突です。
挿絵の魚は(イカじゃないので)まぐろなんでしょう。
④あとさめちーむです。
あとひとでちーむ
です それでは
よーいどん
改行を教えたい・・・ウズウズ。
さめはそれっぽいです!
ひとでは・・・星?
⑤さいしょはいかちー(む)
がおいしそうです
二ばんめに
おいしそうな
のは ひとで
ちーむです
イカが挿絵に初登場。
ひとでもはじめて表情が見えました。
好成績なだけあって両者とも表情が柔らかいです。
おかしの大会なのに順位づけが『おいしそう』。食べてないんかーい!!
⑥三ばんめに
おいしそうな
のはまぐろちーむです
四ばんめに
おいしそうなのは
さめちーむです
怒涛の伏線消化に入りました。
⑦裏表紙:おわり
すぐ主人のもとへ持っていくいちこ。
その直後、読了した読者(主人)からファンレターが届きました。
そのやりとりはこちら。
(主人はあまりきれいな字は書けません。タイピング万歳)
主人『魚の本のつづきがよみたいです。魚たちはその後どういう事になりましたか』
↓
いちこ『わかりました つづきを つくります』
↓
主人『いちこ先生のさくひんを楽しみにしています』
↓
いちこ『いいよ。おとうさんへ いちこより』
↓
いちこ『おとうさんへ つぎは おかしの え本をかく んだよ』
魚の本も要はおかしの話だったので、続編かしら?
そして予告通り刊行された本がこちら。
①表紙:おかしの本
『むかしの本』ではありません。『おかしの本』。
予告通りですね!魚たちの今後が気になります。
②むかしむかし あるところに
おひめさまがいました
ページがふってあり、それが内容を圧迫しているというデザインにすでに笑いが止まらない私。
しかし笑ってはいけない!
③そのひめは おかしお(を)
つくるのが かんたんです
かんたんですって表現が(笑)
④あと そのひめは
りょうりも かんたんです
かんたんなのね
⑤あと そのひめは
ひるねも かんたんです
かんたんなのね・・・!!!!!
⑥あと そのひ
めは しょき(食器)を あらうのも かんたんです
そうだね。使った食器は片付けよう!
幼稚園ではフルーツタイム後の食器は各々洗います。
⑦おわり
とうとう魚が出てこない!?
付箋を使い、なおかつページがふってあるという斬新な本でした。
一部のりがついていたのも「付箋」ならではでした。
挿絵がなかったのは、スペース的な都合と、本人としては労力を十分割いたという判断からのようです。
(労力→ページふったから??)
今回は『魚の本(魚+おかし)』から『おかしの本(おかしと見せかけて→姫)』のストーリーでした。
『魚の本(魚+おかし)』は1ページの挿絵に複数のキャラが書き込まれるなど多少の進歩が見られました。
『おかしの本(おかしと見せかけて→姫)』は続編を期待してたのですが、まさかの魚不在には驚きました。
が、続いていると思うのもまさに『思い込み』なのでしょう。
彼女はそんな常識や流れの及ばないところで生きています。ぜひ自由なままのいちこでいてほしいと思います。
ページ番号をふるのも斬新でした。
ほとんどの絵本にはページ番号はふってないと思います。
活字になればほぼふってありますよね。
もしかしたら、ページ番号がふってある本はいちこ的には『おねえさん向け』なのかもしれません。
製本も試行錯誤のようですが、なんとか本の体裁を保っています。
付箋を使った斬新な『おかしの本(おかしと見せかけて→姫)』は、ペタペタするページもあり(付箋なので)、とても新しい読み心地でした。
(笑ってはいけない『子どものクラフト』)
この記事を書いた時に改めて主人に感想を求めると、
「俺の字もとうとう公開されてしまうのか・・・」
というあさってな感想が来ました。
主人は全ての書き物をタイピングで補っている人です。
直筆のメモは必ず『プライバシーに配慮』されており、書いた本人にも読めません。
小中学生時代から「字を丁寧に!」と言われていたらしいですが、「ワープロあるから!」とかわしていたそうです。
そういえば当時はワープロが全盛期でしたね。
そして、すっかり退化(最適化)した手の筋肉。
アップしたヘタ字にはそんな事情があったのです。
自学自習ができる子を育成すべく、テレビの使用を制限しました。
テレビ離れの方法論だけではない根拠となる考え方を公開中!
順序がごちゃごちゃしてきたので、前後の関係を記しておきます。
特に主人の文章は飛ばさずに順序通り読むことをオススメします。
ちま母「テレビ禁止令」
→主人「テレビ禁止令【主人からの返信】第1通目」
→主人「テレビ禁止令【主人からの返信】第2通目」
→主人「テレビ禁止令【主人からの返信】第3通目」
→→テレビ禁止令 主人からの返信への返信(イイワケ?!と心境の変化) | | ちま母←最新話
予告:主人「テレビ禁止令【主人からの返信】」第4通目〜第7通目 近日公開!
号外:ちま母「朝のテレビを見せないためにした工夫」
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