ちま母

公文式はなぜ自学自習ができるのか?解き方を自分で発見するためのスモールステップとは?(足し算編)



※ 10枚の中でも少しずつレベルアップ



ユーザー数が多い割に、デメリットばかり取り上げられる不思議なポジションにいる「公文式」。

それだけのシェアを数十年にわたって維持しているというのは、メリットを感じる人が多いからだと思います。
(本当なら、『付録のおもちゃで釣る教材』より圧倒的に不利なはずなのに・・・)



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スモールステップ = 徐々に難しくなる


私たちも自分の子どもに公文式をやらせてみて、びっくりしたことがあります。
そのうちの一つは「プリントのカラクリ」です。


私自身は親が「アンチくもん」だったので、子どもの時に習っていませんでした。
理由のない嫌悪感のみ抱いていました。親の影響というのは絶大ですね。

なので、大人になって初めて公文プリントを見ることになったのです。
(だからこそ「良い思い出補正」も「悪い思い出補正」もなく、大人の目で判断することができました)


それで思ったのですが、プリントの出来が素晴らしいです。




このプリント。

連続した10枚を並べてみても、ほぼ同じ内容をやっているようにしか見えません。
私には前知識がなかったので、同じ内容のプリント(1桁同士の足し算だな、とか)にしか見えませんでした。

にも関わらず、プリントが仕上がる時間が伸びていき、子どものやる気が反比例して落ちていきます。


初めはただただ不思議でした。




しかし、これがスモールステップ。

それを理解するまではなぜ時間がかかっているのか理解できなかったので、
子どもが遊んでいるのだと思っていました。


子どもも「さっきまでできていたのが、できなくなった!」と焦っていた面もあったと思います。

しかし時間がかかる理由を知らなかった私は、「時間がかかっている!」「気が散っているみたいよ!」「もっと集中して!」と言う声かけをしていました。




主人に注意を受け、くもんプリントに隠されたスモールステップのカラクリを知ります。


それから、よくよくプリントを見てみると、徐々に難しくなっていることに気づきました。
遅ればせながら自分のしでかしたことを理解し、態度を改善。

「時間がかかってもしょうがない。少しずつ難しくなっているんだから」
「難しくなっているのに、これくらいの時間でできるのだから、君は頑張っているね」
と対応するようにしたら・・・。


もうお分かりかと思いますが、子どものやる気が全然違います。

子どもに「これは自力で学習するための大事な階段なんだ」と説明してからは、子どもも私も気持ちが楽になりました。


このスモールステップについて、少し詳し目にお伝えしたいと思います。



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少しずつ上がる難易度


足し算の最初はもちろん1+1です。

・?+1の足し算
・?+2の足し算
という感じで+10まで。


↑ここでしれっとくり上がりの階段を登っています。

次に
・+1、+2が半々の足し算
・+2、+3が半々の足し算
という感じで+9、+10まで。


次に
・+1、+2、+3が3問ずつ並んでいる足し算
・+2、+3、+4が3問ずつ並んでいる足し算
という感じで+8、+9、+10まで。



ここからランダムになります。

例えばとある1ページの例ですが、
5+1
5+2
2+3
4+3
7+2
5+3
3+4
2+4
6+3
3+5
5+5
ランダムとはいえ、足す数(+1〜+5)にあまり動きはありません。
むしろ+8や+9でヒイコラ言ってた子にとっては、非常に簡単です。

これを何枚かやっているうちに、+6が混ざり、+7が混ざり、+8、+9が混ざるようになります。





その後、急に+1、+2、+3に戻って「簡単になった!」と思ったら、足される数(左側の数)が増えている、という寸法です。
足して24になる数字まで上がっていくので、17+7や16+8のような問題が出てきます。






さらに良くできているのが問題数。
プリント1枚あたりの問題数が徐々に増えていくのです。
こんな風に。
例)12問→13問→15問→16問→18問



途中で難易度が上がると、問題数は少し減ります。
例)18問→16問→18問→20問
しかし、慣れてきた頃、問題数は徐々に増えていきます。





また難しくなってきた頃、問題数は減ります。
例)20問→12問→13問→15問→16問→18問→20問
そしてまた徐々に増えていきます。

最終的には1枚あたり25問まで増えました。
例)20問→22問→23問→24問→25問
こうなると余白も最小限で字も最初に比べて小さくなっているのですが、当の本人は気づいていません。完全に茹でガエルです。





だからこそ、親が教えてあげないと、

「今までできていたことができなくなった」
「今までもできていなかったのではないか?」
「これからもできないのではないか?」

と自分の実力と頑張りを疑うようになります。

そして、「自分にはどうせできない」と結論づけてしまうとやる気が失せます。
プリントが進んで、手が止まった時には、早めの対処が必要、というわけですね。
(この辺りのメンタルの安定には、親や保護者のサポートが必要だと思いますので注意。子どもの個性もあります)




※ 気付いたら脱走してた時のプリント。




過去プリントで「できない気持ち」になった子どもを勇気付ける


そんな時、クリアした後のプリントの役目だったりします。

うちではこのようにプリントをまとめておきます。
★ くもんプリントタワーを作る!思いがけないハードルとは?!






スランプに陥った時、昔やっていたプリントを出してきて、「1ヶ月前」「1年前」にどの辺りを学習していたか?を見せるのです。

1年前というと、足し算をしている子の場合、数字(1〜10)を書けるように練習しているところだったりするし、
割り算をやっている子の場合、足し算をしていたりします。



たった1年でこれだけ進むの?!親もびっくりです。




それはその子が頑張った証拠。

さらに1年前を見た後は、1年後を語る必要があります。
1年先にはどこにいるのでしょう。分数?一次方程式??


公文式はプリントを繰り返すことで学習を定着させるので、同じプリントを完全に理解するまで繰り返します。
子どもは繰り返すプリントの中で、「一生、足し算なのではないか?」と思ってしまうのも仕方のないことです。

今は基本的なことをやっているけど、その先があり、君にはそれができるだけの実力と頑張りがあることを知らせてあげたいですね。




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