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学校の宿題をつきっきりはダメ?!時間の目標をたてよう - ちま母は娘たちとアタリメパズルがしたい

学校の宿題をつきっきりはダメ?!時間の目標をたてよう

この記事は約11分で読めます。

コロナ休校になりました。
コロナは遅かれ早かれみんなかかるとして、
それより怖いのが風評被害と同調圧力です。
変わった行動 〜旅行や外食、遠出など〜 をとると、地元で流行った時に自分たちのせいにされることが目に見えているので、自由が制限された気がします。

進まない宿題

前述の通り学校が休みになりました。
休みにはなりましたが、学校の授業は1ヶ月できないわけで。

うちの娘たちが通っている小学校では、保護者用サイトに宿題がアップされ、それを印刷などして解いて、
勉強の足しにするというシステムが採用されました。
長女は小3ですが、GoogleClassRoomで宿題の取得や先生にチャットで質問ができるらしいです。今ドキすぎて『なにそれ、おばちゃん知らない。』って気分。

宿題は小3の娘にはがっつり。
小1の娘にはちょっぴり出るのですが、それでも私の留守に全部できるかっていうと・・・
ちょっと思わしくない状態。

私は今、週6日仕事を入れています。
なので、子どもはおばあちゃんにお願いして仕事に出ているのですね。
ところが!帰ってくると宿題はできてないわ、くもんもできてないわ・・・。

によ「によねー、一人で2問やったの!
ちま母「2枚?ひとりでやったの?がんばったねえ!え!?2問?
ひ・・・ひとりでできたの!?すごいね!

(それでもできたところを褒めるべきなので、できたことを褒める、ひとりでできた、やろうとしたところもほめる。わかってはいるが・・・)
によ「にこにこ」
ちま母「よし。今からやろう!」
によ「ええーっ!眠いーっ!」
ちま母「!?(こっちだって眠いよ!)」

日曜に宿題のやりだめ

コロナ休校になり1週間。はじめての週末。

土曜日は仕事のため、子供の面倒はみられないので、
日曜にたまった宿題をこなすことに。

たまったくもんプリントもやっていない宿題もそこそこあるし、子どもたちは二人とも見守っていないとすぐ手が止まるので、
二人の小学生を交互に見て、(無理やりめに)宿題を終わらすことに。

「平日に宿題やっててもらえれば、今日、遊びに行けたのにねぇ〜」
とイヤミを言いながら。

ただ、相手は子どもなので、集中力がもつまいと思ったので、集中力が切れたらメンバーチェンジのつもりではいました。

長女のくもんを見守る

終わったら次女のくもんを見守る

終わったら長女の宿題を見守る

集中力がとぎれたので、一旦終了。次女の宿題を見守る

終わったら長女の残った宿題を見守る

という感じの1日をすごしました。

昼頃、起きてきた主人に
「今日はどうするの?」
と聞かれたので、
ちま母「今日はたまった宿題をする日」
主人「ふーん」(おもしろくなさそう)

主人「そんなに宿題多いの?」
ちま母「次女はそれほどでもない。1週間分まとめて来るし。
でも長女の方は結構ある。毎日課題が来る」

主人「なんでそんなに時間がかかるの?」
ちま母「すぐ手が止まるので、つきっきりでやっている。
そんなに長時間集中力も続かないだろうから、適度に休憩を入れている」

主人「目の前に課題を置いた時に、どれくらいできそう?と聞いたりしている?」
ちま母「していない。どうせ2分でできる!とか無茶な目標たててごほうびがもらえない経験をするだけだから」

ゴゴゴ・・・、スイッチオーン!!
(主人のやる気スイッチw)

主人のスイッチがオン!

主人「無茶でも時間的な目標をたてるとそれが基準になり、この目標では早いんだ。等の指標になる。
目標をたてることをしないとそれがいつまでもあいまいなままだ。
君はいつまで子どもにつきっきりでいるつもり?
時間がない、時間がないというけれど、自分の時間を食いつぶしているのは自分のエゴではないの?」

ちま母「ちっ(自分でひとつも見ないくせに)」
主人「俺は自室にいた。うまく進まないならこっち(自室)に来るよう促してもよかったのに
なぜそれをしないのか?」

ちま母「ちっ(お前の自分の時間を確保しようとしてあげたんじゃないかって言いたくても言えないが)」

この会話をしたのが、日曜の夜。
もう子どもも寝る準備をしていて、今から宿題という感じではありません。
子どもは寝るのも大切な仕事。
もう寝てもらうことに私も主人も異論はありませんでした。

しかし、明日から平日。
私も主人も翌日は仕事で家を空けないといけません。

さあ、親の目がない間、面倒をみるのはおばあちゃん。
孫に毅然とした態度をとろうとしつつも、どうもスルーされがちなおばあちゃんです。
(なぜスルーされがちなのかは後で)

主人から夜遅くまで聞き取りとアドバイスという名のリサイタルがはじまりました。

時間の感覚をつかんでもらうためにやることとは?

まず、目の前に課題を集める

ここまでできたら自由に遊べる。
集中力が途切れた時など、一時的に息抜きの時間を作ってもいいが、
『続きをしないといけない状態』で遊ぶのと
『完全に自由になってのびのび遊ぶ』のでは違うよね。どちらがいいかな?
ということを子どもに確認する。

宿題が2種類以上あるときは、どちらからやるか子どもに選ばせてもいい

「くもんからやる?宿題からやる?」(結局両方やるんだけど)
最初に始めた方が終わる可能性が高く、あとからやるほうが残る可能性が高い。
今回のコロナ休校のように数日休みが続くのなら、取り返しも容易では?
やりたくなる時もあるだろうし。

時間を区切る

たとえばくもん算数を選んだ場合、
何枚を何分でできるか聞く
これは無茶な数字でもいい。目標をたてることが大切。

たとえば3枚6分とか言ったとする。
がんばろうね、など一声かけて子どもから離れる。
目標の6分がたったら、親のところに報告に来るよう言う。
それで残っていたら、後何分かかるか宣言させる。
最初、1枚3分かかっていたら、それが基準になり、残りの2枚は6分くらいかかるかな?などの考えができるようになる。
基準がなければそういう考え方、時間的な実感がない。これはよくないことだ。

『終わったら遊ぼう』はもっと具体的な目標を

君がよくやる「終わったら遊ぼう!」みたいな目標の立て方はよくない。
子どもにとって、まだ手をつけていない宿題やくもんはいつ終わるかわからないものだ。
宿題が終わった未来が見えなかったり、『目の前の宿題が終わっても次から次へ追加されて結局終わらないんでしょ』という気持ちでいたりすることがある。
(子どものモチベを保つためには宿題の追加はご法度。追加したくなる気持ちはわかるが。
もしどうしても追加しないといけない時は、ちゃんと理にかなった説明すること)

するとやる気が出ない。
宿題せずにだらだら過ごし、親の目を盗んで遊んだ方が効率よく見えてしまう(すぐ遊べるという意味で効率良い)

これで親が根負けして、時間切れで、おでかけや遊びをさせれば、それは成功体験になり、『とりあえずその場をやり過ごすと宿題をせずとも遊べる』ということを覚えてしまう。

残った課題の扱い

残った課題はいつやるか?
「今日はでかける予定があるので何時まで」と親から宣言する。
そろそろ出かける準備をしないといけない時、課題が残っている時、
子ども自身に『残りはいつやるか?』を宣言させる。

例えば「明日やる」は基本的にはだめ。
(夜遅く帰って来るのがわかっているならアリだけど、その場合は前倒しでさせたいところ。前日から「明日は朝から夜まで出かけてしまって勉強する時間がないので、明日の分もやっちゃおう!』など。)

お昼ごはんに一度帰って来る場合の「夜やる」もなし。
その場合、「お昼の前」などの目標がたてられるといい。

子どもに『いつやるか?』の発想がない時はこちらから提示してもいい。
その場合、「続きの宿題はお昼の前にやろう!」みたいな親が目標を決めてしまうやり方はだめ。
「お昼の前に時間が少しとれそうかな。あとは夕方のお夕飯の前かな。お風呂の前後も時間とれそうだけど・・・
終わらせて自由な気持ちで遊べたら素敵だと思わない?」
みたいに選択肢を提示して、あくまでも決めるのは本人という体裁にしたい。

くもん教室がある日は残った課題が消えやすいので注意が必要。
この場合も課題が残ったらいつやるかを本人に決めさせる。
これは宿題は先延ばしにしても消えない!ということを理解してもらうポイントでもある。
(くもん教室は家庭学習できない子はその分教室でやるというスタンスなので、残った家庭学習分のプリントがチャラになりがちなのがネック)

うちはくもん教室があるときも、家庭でいつもと同じ枚数をこなしてもらうルーチンです。
普段の家庭学習 算数3枚、国語3枚
さらに、くもん教室 算数5枚、国語5枚
・・・のように。

目標を達成できなくても罰則はないが、目標が達成できたらごほうびはほしいところ。

子どもが決めた時間になった時、自分から宿題を始めないことはよくあると思う。
少量のおかし(ラムネなど)で釣ってもいいと思う。

おでかけするなら本人のほしいものを買ってあげるでもいいし、
300円あげるから好きなものを買っていいよでもいい。
(この場合、子どもが買ったものにケチつけないこと。こっちのほうがお得では?この品物は向こうのお店にもあるから見てから決めたら?等は言っていいと思うけど、「そんなくだらないものではなく、もっとためになるものを買いなさい」はご法度)

大事な大前提は『くもんプリントを毎日するのは当たり前』という姿勢です。

小さい子へのごほうび

小さい子なら小さいお菓子(ブドウ糖など)も有効。
小さい子は記憶があまりもたないので、すぐあげたほうがいい!
(宿題できた=ごほうび、の図式があいまいになると効果がない)
(宿題やってもいいことない→(時間的な空白)→なぜかお菓子もらった。みたいになる。もしすぐあげられないようなら、「くもんがんばったね!お母さん、すごいと思うよ!」等の声かけで想起させてからあげるとよいです)

お出かけなどで時間がない日の対応

大人の都合で「今日はやらなくていい日」
等決めてしまうと、子どもからは何が起きているかわからなくて、
「急にやれと言われたり、やらなくていい日があったり、よくわからない」
「プリントしない!って怒られる日もあれば怒られない日もある。なんで?」

となります。

予定によってはできない日もあると思います。
その時は「今日はこういう理由でプリントをする時間がありません」等伝えられるといいです。
その場合はもちろん、「かわりにいつやりますか?」等の声かけをしましょう。
『宿題は消えない』ので。
事前に予定がわかっていて、できそうにない日があった場合、
前日、前々日などに、「明日はこういう理由でプリントをする時間がありません。じゃあ、どうするのかな?」
等の声かけをして、前倒しでプリントができると理想的です。

体調不良でできない時は?

体調不良でできなかった時も『宿題は消えない』
理想では、
「今日は体調が悪いので、今日の分のくもんは明日やります」
等の宣言を子ども発信でして欲しいところ。
それを目指した声かけを小さい時からします。

体調不良でできなかった日、母親としてはチャラにしてあげたいところ。
でも、「宿題は消えない」という前提がないと、「体調が悪いほうが楽できる」と覚えてしまい、
『ちょくちょく体調を崩す子になる』

それなんてミュンヒハウゼン。

本当に病気の時はある程度優しくしてあげたいところ。
仮病の時だけうまく律してあげたいですね。
(普段、体調がよくて、時々体調を崩すような子の場合、病気の時に甘やかすと病気をつくることがあります。『学校・幼稚園に行きたい、友達と遊びたい』と思えるような環境を整えてあげることが大切です。
具体的には、快適な部屋で上げ膳据え膳、食べたいものだけ食べて、布団の中でぬくぬくテレビ三昧〜みたいなのはだめの見本。)

病気の中でも、体調がいい時を見計らって、
「今日はくもんできそう?」
と、午前中の熱が比較的低い時を見計らって1枚やってもらう等でもいい。
「残りはいつやる?」
「明日やる」
今日はこれ以上無理そうだと思ったら、「じゃあ明日ね」とプリントをしまう
あまりがんじがらめにして無理やりやらせてもプリント嫌いになるので、注意

体調良さそうでちょっとふざけているくらいなら、もう少しやらせてもいい。
この辺の線引きは難しいところ

翌日、体調が戻ったら、
「今日は何枚何枚?」
「3枚3枚」
「昨日、お熱でできなかったところがあるね」
と指摘、
「でもお熱があったのに1枚できてえらかったよね!何分でできそうかな?
と目標を設定してもらい、ここからはいつものルーチン。

期待すること

ピグマリオン効果という言葉があります。
期待された子どもは伸びるというやつですが、
(賛否両論みたいですが、)
私はさもありなんだと思います。
つい、私も「この子はこれが苦手だ」と一度思ってしまうと・・・

たとえば「この子は算数の繰り上がりが苦手だ」と思ってしまうと、
「苦手なのにがんばっている」「苦手だからできない」
などと余計なニュアンスが言動に現れてきがちです。

逆に「この子は算数が得意だ」と思っている場合、
「すごい!やっぱり君はできる子だ!」となります。

上は不可→可のニュアンス。
下は可→優のニュアンスですよね。
親の期待は子どもにとって重要だと思うのです。
(過度の期待は別です)

祖父母「宿題させる!」にはあまり期待しないで

最後に閑話

私は共働きの両親の元、育ちました。
同居していた父方の祖母が平日の面倒を見てくれていたのですが、
マイペースな人で、あまり広い視野を持たない人でした。

やかんは空焚き。けんちん汁はふきこぼす。
洗濯機にはとりあえず全部入れる。
幼稚園の指定のガウンすら毎日洗う(きれい好きとかではなく、区別がつかない)
裁縫や編み物が得意だが、柄や素材を関係なく繋ぐ
死んだ飼い犬を勝手に埋める(お別れしたかった)

やったことはそこまで凶悪ではないのですが、『ほめてほめて臭』が強く、周りの人には受け入れがたいものでした。

そんな祖母に嫁である母は不満いっぱい。

「あのババア、昼間、ちまと一緒にいるのに、宿題のひとつもさせない!」
と私が大人になってから愚痴っていました。

「私(が祖母の立場)なら子どもに宿題ちゃんとさせるね!!

と豪語していたのですが、今おばあちゃんになった実母は
宿題ができていなくてもおやつ・ジュースをあげちゃう、甘々おばあちゃんになりました。
「やれ!とは言ったよ?」って。
しばらく無視してればおやつが出て来るのなら、何処吹く風でスルーするのを覚えるだけじゃん!

「私なら宿題させるね!」と豪語していた時は子どもへの目線だったのでしょう。
今の甘々は孫への目線なのでしょう。

その人の性格にもよると思いますが、
『孫に毅然と接しろ』というのは『できない人がいる』、という教訓でした。

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