分数は小学生の算数の中で、一番はじめにあたる高い壁だと思います。
小学生はまず 自然数からふれあい、たし算、ひき算と進みます。
割り算を学習する時も、最後まで割りません。
答えは自然数のまま、余りを出してそれで終わりにします。
なので、「分数」は小学生が触れ合う一番最初の 「1以下の数を表すもの」なのです。(小数はこのあとです。)
今まで自然数のみ扱っていた子どもたちからすると、 全く未知の領域です。
つまづく子が多い、というのもうなづけますね。
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分数は「わかる!」気持ちが大事
私が子どもの時もここでつまづいた同級生がいました。
その同級生は、連鎖的に分数以降の算数全てにつまづき、算数苦手から数字アレルギーになりました。
私が算数を教えたこともあります。
長女・いちこは公文式で国語と算数の学習をしています。
くもん算数は、もう少しで分数に入るというところまで進みました。
私は幸いにも分数につまづくことはありませんでしたが、それが今は逆に不安でした。
娘がつまづいた時に、気持ちが寄り添えるかわからなかったからです。
分数を壁として乗り越えた経験がないので、子どもが「わからない」と言っている時に「わからないことがわからない」という状況になってしまうのではないか?
子どもを知らないうちに追い詰めてしまうのではないか?心配でした。
唯一効果があると体感して知っている武器は「自分はできると信じること」。
経験的に「これは私には無理・・・」と思ってしまうと、どう取り組んでもできるようにならないのです。
前述の算数でつまづいた同級生も「私にはわからない」が口癖でした。
しかし、それだけではどうにも心もとない・・・。
どうせなら分数を『楽しいもの』として、分数は『わかる!』気分のまま習得してほしい。
そんな時見つけたのがこのアプリでした。
娘に用意したアプリ「分数マンモス」
「分数マンモス」(無印)
[appbox appstore 794730213]
『分数マンモス2』
[appbox appstore 1313342412]
良さそうだなーっと思ったので、とりあえず両方購入してみました。
(セット購入だと少しお得です)
どちらもオフラインで遊べるのが嬉しいですね。
スクショの左端にいる、とぼけた顔をしたマンモスが主人公です。
面をクリアするごとに、無印は帽子、2はお友だち(キメラ動物)をゲットでき、好みで替えることができます。
(スクショは2の方です)
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無印と2はどっちがいい?
端的に言って、無印と2のどちらがいいかと聞かれたら、
2の方が分数のかけ算の要素まで学習できるので、お得だと思います!
うちは両方買いましたが、ムダにはなりませんでした。
長女が夢中になってプレイしていたら数日で終わってしまい、「終わったー!他のない!?」となったのです。
今は両方クリア済みですが、空き時間に遊んでいます。
長女・いちこにとって、無印と2はどちらが優っているとかはないみたいです。
ニュアンスで選んでいる感じですね。
※ かけ算のところで出てくるオバケ。親オバケが食べたものを子オバケが全員して出します。
明確なルールと良い操作性
うちでは、長女・いちこが『あと1ヶ月くらいで分数に入るかも?』という段階で「分数マンモス」を与えてみました。
すると、最初はゲームのチュートリアルからなので分数とはあまり関係ないことをするのですが、その辺から解き心地がすでに良かったらしく、途中で難しくなっても試行錯誤して飽きずに取り組んでいました。
パズルアプリにおいて、解き心地はすごい重要です!
ルールは面白そうなのに、操作感が悪くてやらなくなったアプリとかあります。
分数マンモスのルールは、
・オレンジの箱に同じ大きさの青い箱をぶつけると消える。
・マンモスの通り道にあるジャマなものを全て消す。
というシンプルなもの。
ちょうどいい大きさの箱をぶつけてあげないと、箱が道を塞ぎ、マンモスが通れないのです。
100%カンではうまくいかないところがあるので、うまくできてるなぁ、という感じでした。
くもん算数が分数に入りました
空き時間に「分数マンモスで遊びたい!」と言われた時だけ与え、1ヶ月。
とうとう くもん算数が分数に入りました。
ちま母「どう?分数、面白い?」
長女・いちこ「いちこはねー、分数知っているんだよ!分数マンモスやっているから!」
ちま母「そうなんだー。どんなところが面白い?」
長女・いちこ「約分!楽しー!」
帯分数を仮分数に直すのは少し手こずっていますが、
(2桁×2桁のかけ算をすっかり忘れていた)
そのあと出会った約分がすごく楽しかったみたいです。
約分は私も大好きで、くもん算数が分数に入る少し前から、 「お母さんは分数が好きなんだー」「約分がすごい面白いんだー」とアピールしてたのも多分効果があったんじゃないかと思ってますw
(自画自賛)
こんな雑談も。「ピザ28分の21枚あげる!」
ちま母「ここに1枚のピザがあります。
いちこに28分の21枚、ピザをあげるとします。
もし、約分をしなかったら、まず28個に切るね。
1、2、3、4、5、6、、、、28。」
いちこ「あはは」
ちま母「そのうちの21個なのでもうコマ切れでグチャグチャです。」
いちこ「あははは!」
ちま母「これ約分したら?21や28が九九の答えになっているのは、「なんの段」でしょう?」
いちこ「なな!」
ちま母「正解!・・・ということは?」
いちこ「うーん・・・4分の3!」
ちま母「正解!
ピザの話に戻るね。
ここに一枚ピザがあります。 4個に切ったうちの3個を いちこがもらえます。
サラミもトマトも丸いまま食べられます。
どう?」
いちこ「こっちがいい!」
ちま母「だよねー」
分数に限らず、出会いが肝心
分数は小学生の算数で一番最初にぶち当たる高い壁だと思います。
ここで
「うわっ、難しそう・・・」
「げっ、私に理解できる気がしない・・・」
と思われてしまうとその先が大変です。
なので、 新しい範囲に入る時の出会い方が大切なのです。
いちこの くもん算数を見ていると、ところどころでつまづいています。
少なくとも天性の才能みたいなものは持ち合わせていない 普通の子です。
本来なら分数も「うわっ」とか「げっ」とか言う子だったと思います。
それでも拒否反応を示すことなく、順調に進んでいるのは、
確実に分数マンモスのおかげだと思います。
そろそろ分数に入るお子さんをお持ちの方は、
本人が分数に出会う前に、
苦手意識を感じる前に、
分数との良い出会いをデザインしてあげましょう!
「分数マンモス」(無印)
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『分数マンモス2』
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