下の子が産まれると、上の子に手がまわらなくなるため、さみしい思いをさせてしまうことがあると思います。今まで通りというのは無理です。子どもが増えても体は増えません。
子どもが三人になるとそれはなおさら顕著になります。
《顕著な例》
(物理的に肩身がせまいw)
がそれは余談として・・・。
今回は次女によが産まれた時のいちこへの対応を思い出してみます。
今までも絵本の読み聞かせはやっていました。(独学なのでテクニックもヘッタクレもないですがw)
それを授乳中にやります。
授乳中は想像するよりも全身を拘束されてほとんど動けません。
ギリギリ片手が動かせるかというところ。
おんぶひも使えばまあまだ自由もききますが。
もちろん絵本も持てないし、めくれません。
そこで絵本は床置き!めくるのは上の子!
(によが産まれた時、いちこは2歳半でした)
下の子が産まれた時は読み聞かせチャンスということに。
いちこは読み聞かせが好きだったので、授乳タイムが始まると嬉しそうでした。
ちなみに私は読み聞かせの言葉の中にに「めくって」というのが違和感があったので、「ペローン」と言ってめくってもらってました。
言葉で言うより擬音語のほうが幼児に伝わりやすかったのです。でも人前でやるとちょっと恥ずかしいので注意が必要ですw
今までは子どもが興味を持った内容の本やリクエストに応えて用意していました。本屋に行って、立ち読みした上で好きなものを選ばせる、ということもしました。
それで選んだのはディズニーの絵本だったり、昔話を簡略化した手軽な絵本だったりしました。
いつも「これでいいのかな?」という思いはありました。
z会幼児コースの年長12月号に興味深い記事がありました。「大人が吟味したうえで手渡して」という題です。
『幼児期に出会う本の質がその後の読書力を左右する』という気になる副題も。
印象に残ったところをかいつまんで言うと、『キャラクターや場の盛り上がりで選んだ絵本はテレビやゲームと同類のもの、単なる刺激物の一つとしてしか認識しなくなり、重厚な物語を読みこなす読書力はつかない』という内容です。
『大人も「本さえ読んでくれれば」という思いのあまり、妥協して与えてしまいがち』
と私含め耳の痛くなる方、多いのではないでしょうか?
うちの場合で言うと、例えばデ◯ズニー映画のキャラクターを使った外伝。
映画本編はもしかしたら内容がいいかもしれないけど、外伝はどうしてもうすっぺらくなります。
映画本編の絵本を買ったことで外伝もねだられ、芋づる式に何冊か購入しました。
子どもは好きなキャラクターが動くし気軽な内容で苦もなく楽しめるのでよく選びました。
でも、「刺激を与えるだけの絵本」にあてはまるのでは・・・?と疑問が大きくなってきました。
主人に「なんで買ったの?」と言われたのも大きいです。(解説は無し)
これはテレビの項で問題になった、子どもになってほしくない将来のあり方、『与えられるだけの消費者』にもあてはまります。
詳しくはこちらの過去記事をご覧ください→テレビ禁止令【主人からの返信】第3通目 | | ちま母
(超簡単にまとめると『与えられるだけの消費者』になるな。それにはどうしたらいいか?です。)
実はこっそり隠し始めてます。買ったのは私なので、子どもにとっては理不尽に感じるかも・・・。
z会では『想像力を育てる昔話やファンタジー』、『自己肯定感を育む絵本』を与えるとよいと紹介されており、さらに数点の絵本が具体的に紹介されてました。
今まであった絵本を隠すにあたって、ただ隠すだけでは気付かれるので、z会で紹介されていた本をいくつか買ってみました。
私がいちこ向けに買ったのはこちら。
みんなのベロニカ”]
さるのオズワルド”]
だいくとおにろく”]
によ向けに買ったのはこちら。
おばけパーティ”]
どれも自分が本屋に行ったら選んでなかった本です。
というか絵本はバリエーションが多すぎて、吟味しきれないです。
自然と「話題の新作」「ロングセラー」から選んでしまうのではないでしょうか?
(あと安価で薄いシリーズもの)
手持ちの本の中に年長さん向けのものがなく、少し内容が複雑なものがほしかったので、買ってみました。
こういうコラムを頼ってみるのは、こどもちゃれんじの時にも感じた『自分なら選ばなかったものが手に入る嬉しさ』があります。
こどもちゃれ◯じってどうなの?《主人に聞いてみた》 | | ちま母
(この時はおもちゃの話です)
寝る時に本を読んでます。
寝る前の読み聞かせは賛成派と反対派がいます。
・落ち着いた気分で眠りにつける
・寝る前の習慣が付けやすい
・就眠儀礼としてわかりやすい
(お昼寝の時に絵本を読んでくれる保育園は多いと思います)
●反対派の意見(少数派)
・文章を理解するために脳を使うので、目がさめたり、眠りが浅くなったりする
・そもそも真っ暗な環境で寝かすので本は読まない(読めない)
・読み方や内容によっては興奮して目が覚めてしまう(内容は吟味すべき)
うちは絵本以外の就眠儀礼が見つからないという理由で絵本を読んでいます。
私は本来おしゃべりではありませんので、放っておくと子どもを前にしても無言です。
絵本なら発声できるんです。(主人のマネをして絵本にツッコミ入れたりもします)
無口な方、子どもと何話したらよいかわからない方は絵本おすすめです。
寝る時もそう。子どもは寝落ちる時に「怖さ」を感じると言われますが、
母の声が聞こえている中、寝落ちていくのはきっと安心できるのではないかと思います。
もっともエビデンスはないですがw
そういう習慣なので、寝る前には子どもが「絵本読んでー」と選んで持ってきます。
どうも同じ本ばっかり持ってくるので、私が選んだ本のあとに子どもたちが持ってきた本を読んでいます。
最近は活発になってきた三女・さんこがジャマしてきます。
手元ライトをいじられたり、顔の上に乗られたり、絵本をいじられたりしながら読んでいます。
早く一緒に楽しめるようになるといいですね。
昨日はリクエストの絵本が短いものだったので、z会のお出かけ絵本で興味をもった七夕に関連して、神話を読みました。
「星と伝説」という私が子どもの時によく読んでいた本です。(主人も同じ本を持っていたそうです。偶然ですね!)
自分のはどっかいったあとだったので、買い直しました。(主人もなくしたあとでした)
星と伝説 (偕成社文庫)”]
いちこが寝て、によがもうろうとしてきたころ、読書が楽しくなってしまい、そのまま黙読。
子どもの本は読みやすくていいですね。
しかし、神話ってツラっとひどいことしますよね・・・。
子どもの頃は「ふーん」くらいだったのに、大人になってから読むと、「うわっ!えげつない!」と思う場面もあったりして、子どもの時と違う感想を持ちますね。
絵本の一人読みについて参考にできそうなよいサイトを見つけました。
ひとり読みへ導く12のコツ(外部リンク)
私は絵本の読み聞かせはしてきましたが、『一人読みに移行させないと!』という概念がなかったので、興味深く読みました。
「読み聞かせは小学生になってもやるといい」、というのはかなり前にテレビで言っていたので、子どもがかなり大きくなるまで読み聞かせをやろうと思ってました。
しかし一人読みについては「親が何もしなくても勝手に一人で読むでしょ」と思って疑問にも思わなかったですね。
この中の、「本から遠ざける方法」というのが私が悪気なく無意識に失敗しがちな例でした。
『親の感情に正直に動くと失敗なんだな・・・』という感想です。
自分が子どものままじゃ、理想の子育てはできないってことでしょうか・・・。がーん・・・。
いくつかあるポイントのうち、特に耳が痛かったのは
です。
ああー!私、完全にやってました。
詳しくはリンク先を参照してほしいのですが、
その他にも親が悪気なく、むしろ親切心からやってしまいがちな注意点がわかりやすく書いてあります。
このサイトは私が読む限りでは信用できそうなので、この注意点を頭の片隅に置いて子どもとの読み聞かせタイムを楽しんでいきたいと思います。
目指せ!いつまでも読み聞かせ!
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