日の入りが遅くなった4月の夕方。
いちこを乗せたスクールバスが駅に到着しました。
この日の朝、通学カバンにくもんプリントを入れてやったのですが、いちこがプリントをしたかどうかちょっと気になっている日でもありました。
ちま母「おかえり〜いちこ!学校どうだった?くもんプリントどうなった??」
いちこ「いちこはねー、4枚持ってたけどねー、3枚バスでやってきたよ」
ちま母「マジか!?すごいな!!」
いちこ「えへん!残りの1枚はね。学校に着く少し前にしようと思ったの!」
ちま母「??」
いちこ「でもできなかった」
ちま母「やろうと思っていたのに、学校に着いてしまったからできなかった、ってこと?」
いちこ「そう」
ちま母「でも3枚やってきたのね!すごいじゃん!くもんの先生にもほめてもらおうね!!」
いちこ「うん!」
ここにくるまでに長い道のりがあったのです・・・。
・・・
今年度の4月から、いちこは遠方の小学校に通うようになりました。
遠方のため、スクールバスが出ているのですが、それが朝早い!
それに間に合うように家を出ないといけない。それに間に合うように身支度を整えなければいけない、食事をしないといけない、朝起きないといけない・・・。
自然と平日はくもんプリントをしなくなってしまいました。(土日は学校がないので、やっています)
「きっと良くないんだろうな・・・」と思い、主人に相談。
主人からは「朝くもんはやってね」
「朝は1枚でも、1ページでも、1ページの半分でもやるように。『毎日やっている』という事実は大きい。せっかく習慣づいたのだから、途切れさせないように。」
決まった枚数やらなくてもいいというのは意外でしたが、ほぼ予想通りの答えが返ってきました。
「やっぱりやるのか・・・」
はじめの頃は、スクールバスの中でできるようにプリントを持たせたのですが、今は持たせてもやってきません。
お友だちと一緒にバスに乗っておしゃべりしている中、プリントできるかって言ったらまず難しいでしょう。
予想通りって感じです。
1回は通学バスの中でやってきましたが、2回目は1枚の半分しかせず、3回目以降はまだしてきたことがないといった感じ。
ちょうど新しい単元に入ったというのも大きい理由だったと思いますが。
しかし、朝、家でプリントするのは現実的ではないのです。今のところ。
なぜなら、朝は時間がないのです。
朝、時間に余裕がないご家庭多いと思いますがどうでしょう?うちもそうです。
もう小学1年生なのだし、自主的に食事や身支度をしてもらいたいところ。
あまり親が手をかけてもいけませんし。(つい手を出したくなってしまうのですが)
食事は朝早いせいか、なかなか食がすすまない。30分。
着替えは自力でするが、のろのろ。20分。
時間割は自分でそろえてほしいが、そんな暇はないので、私がそろえて、本人は最終チェックのみ。それでも10分。
出発する1時間前にはおきているはずが、いつもぎりぎり。
声かけが途切れるたびにボーっとするいちこ。
もっと食事や着替えがさくさくできるようになれば同じ起床時間でも20分くらい捻出できそうな気がしますが・・・。
今後に期待かな?と思っています。
・・・
多分、ここまで読んだ方はお気づきでしょう・・・。
コレ→「時間割は前日にそろえればいいじゃない」
かばんの中身を朝そろえるのには、私なりに理由があって・・・。
いちこの通っている小学校はちょっと変わっていて、教科書を持って帰らないのです。
国語と音楽だけは時間割にあわせてそろえるのですが、それ以外は学校保管。この点はめっちゃ楽です。
では何を持っていくか?
・体操着・体育帽
・給食用の食器
・水筒
・宿題入れ
・・・
こんなところです。
このうち食器や水筒が当日の朝用意で、それ以外の品目があまり多くないため、結局朝チェックすることになったのです。
一応、前日そろえていた時もあったのですが、親の二度手間になってしまって・・・。
子どもにさせると言っておいて、私の手間を惜しむために当日朝用意することにしたんですよ。そうですよ。
いちこがすることと言えば、おはしを袋に入れてかばんに入れるくらいのものなのに、なんでこんなに手間がかかるのか・・・orz
成長すれば、手早くできると信じて、様子見をしたいと思います。
・・・
今日はさしあたってプリントをスクールバス内に持たせましたが・・・。
やってくるかどうか気になっていましたが、自分で時間を見つけてこなしてきたようです!
4枚中3枚だったみたいですが、
・プリントが朝できたこと
このあたりが私のホメポイントです!
ほめるまでもないこと、と思うかもしれません。そうですよね。普段の環境でしたら取り立てて言うことでもないかもしれません。
しかし、これが「環境が大きく変わっている最中」であるということ、「自然体な感じで前向きに取り組めている」ということを評価したいと思います。
・・・
あくまでも「くもんプリントは道具のひとつ」ということです。
くもんプリントは文句も言わず効率的に取り組める子の方が進みます。
いちこは進度だけで言ったらそこまで進んでいないため、なぜ私や主人がいちこのくもんをクローズアップするのか腑に落ちない人もいるでしょう。
進度だけ見るなら進んでいる子はもっとたくさんいます。
私たちはくもんプリントのやりくりからプリント以上のことを学んでほしいと思っています。
今日は駅で合流したあとこのままくもん教室に行く日なので、くもんの先生と一緒にベロンベロンにほめたいと思います。
※ 気持ちはすごいわかる!
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