ベビーくもんは必要か?2歳10ヶ月からベビーくもん開始、その後くもん教室デビューしての感想。

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長女・いちこ・8歳
次女・によ・6歳
三女・さんこ・2歳

1歳3ヶ月からベビーくもんに通っていた三女・さんこ。

この度、3歳を目前に公文式デビューしました。

さて、私の仕事の都合もあり、1歳3ヶ月から2歳9ヶ月まで飛び飛びで9回通ったベビーくもん。
『通った成果』と『通うメリット』はどうだったでしょうか?

(背景)わが家のくもんヒストリー

わが家の長女、次女はくもん教室に3歳から通っています。
「ベビーくもんはしなかったの?」と聞かれることもありますが、通っていた教室がベビーくもんをしていなかったせいもあり、やっていませんでした。

長女も次女も順調にくもんプリントを進め、長女は昨年度、3学年先表彰のオブジェをもらいました。
すっごい喜んで「毎年もらう!」と意気込んでいますが、主人は「別に無理しなくて良い」という認識のようです。

→主人「◯学年先表彰はいらない」。数学年先表彰の納得のデメリットとは?

長女・いちこの場合

長女は3歳2ヶ月から通っています。
もともと大人しめで慎重派な女の子。
デスクワーク耐性は高そうだと感じていました。

ところが、くもん教室に行き始めた時は、そりゃあ大変でした!


机に潜るわ、よそ見をするわ、先生のお膝の上でないとやる気が出ないわ、今度はお母さんのお膝じゃないとやる気出なかったり、、、

すうじ盤30の磁石で遊んで時間がすぎたり、絵本を私が読み聞かせて終わる日もあり、、、
『くもん教室に来ている意味あるの?』『家でいいんじゃない?!』と思ったこともありました。

初めて教室に一人で置いて来た時はしばらく泣いていたようです。

数ヶ月は教室前の駐車場に停めた車内で待機していて、
先生が「この辺で限界だな」と感じたら送ってくる。というルーチンでした。

家庭学習は、主人に言われるがまま始めた私が、めんどくさくてやらない時期もあったり、
また私が色々分かっていなかったため、相当な無理難題を押し付けて、長女・いちこに負担をかけていました。
いちこが限界突破した時の話→おかあさん(が発行する)くもん
にもかかわらず、よくここまで来たなと言う感想です。


通学バスの中でくもんプリントをしたり、学校に行く直前に

「お母さん!くもんプリントが入っていないから入れて!3枚2枚ね!(算数3枚、国語2枚の意味)」

と自主的に、入れてと言うようになりました。

次女の場合

次女も3歳2ヶ月から。

赤ちゃんのうちは、長女がくもん教室にいるところに同席(小学生がいない時間)させたりもして、
先生のお話をよく聞くシーンも見られたので、『長女より馴染むのが早いだろう』と思っていました。
長女が一人で教室にいられるようになってからは連れて行きませんでしたが。

3歳になった月にくもん教室に連れて行ったら、先生から
「まだ、によちゃん(次女)には早いのでは??くもん教室が嫌いになるくらいなら、始めるのを少し先に伸ばしましょう」

と数ヶ月様子を見ることに・・・。

私から見たら、長女・いちこが始めた時と違いが見受けられなかったのですが、たくさん子どもを見てきた先生の言うことなので、大人しく従うことにしました。

次女・によ・3歳2ヶ月ごろ。
そこそこ机の前でじっとしていられることも増え、プリントやあいうえお表を読んだり、など出来ました。
教室の後半はいつも私の絵本の音読・・・。
またもやくもん教室に来ている意味あるの?といった感じ。

先生はと言うと、家庭学習のプリントに丸付けをしていました。
(後で主人が「採点と直しは次回しで良いから、直接対応を優先してほしいね」とリクエスト。
私からそれを伝えてからは、先生が絵本を読んでくれるようになりました。柔軟な先生でよかったです。
先生が一人しかいない時間帯に行ってたので、『によちゃんの宿題プリントに丸つけなきゃ!』と先生もいっぱいいっぱいだったみたいです。)

そろそろ教室にも慣れて来ただろう、と私と先生が思った頃、示し合わせて、私が退室しました。
すると、お母さんがいない!!と延々と泣く、という事態に・・・。
それから同室で待機→前室で待機を経て、車内で待機(長女と同じく途中で帰ってくる)といった感じで徐々に慣らしていきました。

次女の場合、家庭学習については、
次女がどんなことを考えているか?次は何をするか?が予測不能なので、ストレスフルなスタートでした。

それでも長女が家庭学習をしていたので、比較的競争意識でやってくれたことも多かったです。
(負けて次女が泣くところまでがルーチンですorz)

これから小学生・・・。バスの中でどこまでやる子になるか。
完全に予測が立ちません!

三女が生まれる前に・・・転校

三女が生まれる直前。くもん教室を転校しました。

前の教室に不満があったわけではなく、
長女の小学校の通学に便利なところと
通いやすい曜日
という観点で変更することにしたのです。

子ども二人が幼少期にたくさんご迷惑をかけた先生だったので心苦しかったですが、
ご理解いただき、すんなり転校できました。

くもん教室を転校すると、先生も変わるけど、一緒に勉強する小学生も中学生も変わるんですね。
これは予想外でした。

通称「あたらしいくもん」には、
三女がまだ一人歩きできない頃、次女の見守りのために、よく三女を連れて行きました。

すると一緒に勉強する小学生が学校帰りにくもん教室により、赤ちゃんをひとしきりかわいがってくれ、それから学習に入っていました。

「うわー!かわいいね!かわいいね!」と。

印象的だったのは誰も大人に言われる前に自分の学習に入っていたことでした。

普通、勉強したくない子なら、学習に入らずに怒られるまで遊んでいたりする子も多いと思うのですが、
ひとしきり赤ちゃんを可愛がった子は全員、先生からの声かけなく自分の学習に入っていました。

これが、メインの先生が作る「場の力」なんですね。
強制されたり、先生に怒られるからやろう、とかではなく、
子どもたちが全員「ここは学習するところ」と自然に把握しているのです。

その教室の子どもたちは、私と三女が次女のつきそいに付かなくなったときに、「赤ちゃんに会えなくてさみしい」という声も聞こえるほど可愛がってくれました。

三女の場合

三女は1歳3ヶ月の頃からベビーくもんを始めました。
これは通常のくもん教室の前の時間にやっていたので、小学生たちに会うことはありませんでした。

先日、とうとう三女がくもん教室デビューをしました。
久々に会った小学生たちは少し背が伸びていました。

「うわー!久しぶり!赤ちゃん大きくなってる!」と近づいてくる小学生。
「今日から『おねえさんくもん(ベビーくもんじゃないよって意味)』なんだよ」と伝えたら、
「うわぁーーー!!」っと。
「よく会うようになるからよろしくね!」
なんて話になりました。

肝心のくもんは・・・?というと、

定期的に通っていた教室、定期的に会っていた先生。
知ってる机、知ってる椅子。近くで学習するお姉ちゃん(次女)。
私が別室に行っても気づかないくらい集中していました。
思ったより、すんなりとしたスタートでした。

40分くらいの学習で、
・体のパーツカード6枚
・ずんずん(運筆)10枚
・さんすう(かず数え)10枚
をやりました。

最後まで集中力を切らさず、ずっとクレヨンを握っていました。
帰る時、先生から「最後まで座っていましたね!」と褒められました。

(最初の教室は小さい子はちゃぶ台学習だったので、気が散りやすかったのかも。
今の教室は小学生用の机と椅子しかなかったので、集中力が切れにくかったのかもしれません)

3人の中で一番よく食べ、よく動き、自分で決めたことは曲げない頑固一徹な子だったので、
『くもんを始めるのが一番難しいかも・・・』と思っていましたが、
良い意味で予想と違う結果が出ました。

翌日からは、くもんの家庭学習が始まりましたが、今の所順調です。

朝、「くもんしようか?」と声をかけると、
「うもん、しゆ!」とノリノリです。

子供の頑張るエネルギーは有限

小さい子供は『場所見知り』と『人見知り』をします。

『場所見知り』と『人見知り』をするのはとてもエネルギーを使うことで、(意志力の話)
『集中力』や『根気』と同じエネルギー源を使います。

このエネルギーは使うと補充されないので、注意が必要です。
一晩寝たら回復するのですが、1日に使えるエネルギーには限りがあります。
なるべく無駄なエネルギーを使わせず、学習に回すのが得策です。

それには場所や人に慣れておくことが大事だと痛感した出来事でした。

子供のことを自慢できる相手はいますか?

自分の子どもを遠慮なく自慢できる相手はいますか?

ママ友が褒めてくれることはよくあると思いますが、
「でしょー!」と言える相手はそうはいないのではないでしょうか。

「そんなことないよ・・・。◯◯ちゃんの方が・・・」

と言う返答の方が多いのではないでしょうか?

私も幼稚園のママ友に子供を褒められた時は謙遜しますし、相手の子供を褒めます。
(自分の子に聞こえないように!)←主人からはこれでも不十分!と言われますが

でも、この謙遜。
本当は子供の発育によろしくないんだそうです!
(ご存知でしたか?!)

子どもの自己肯定感を否定していることになり、子供の無意識に「お前は未熟である」と刷り込んでしまうのだそう・・・。
また、親の心にも「うちの子は才能がない。劣っている。未熟である」と刷り込まれ、どう考えても良い結果はもたらさないんだそうです。

正解は、「そうなのー!あと、こんなこともこんなこともできるの!この前、これこれこういうことをしてて、ビックリしちゃった!」です。

とはいえ、そんなこと、ママ友に向けて言えないですよね・・・。

ベビーくもんに通ってみて、それが、ベビーくもんの先生の役割だと感じました。

「育児について、的確なアドバイスをしてくれる」
と評していたサイトもありましたが、乱暴なことを言うと「アドバイス」なんていらないんです!

ママが好きなだけ子どもを自慢していい他人の大人!

これこそがベビーくもんの先生の役割だと感じました。

私は幸いにも、理解のある?実母との同居のため、自慢できる相手がいました。
でも、実母には実母の教育方針があり、教育方針が沿っているうちなら黙って聞いてくれますが、そこがずれてくると様子がヘンになります。
要は話題を選ぶと言うことです。

その辺を遠慮することなく「うちの子」のことを語れて、ずっと聞いていてくれる。

その空間は心地よかったですね。

教室の転校も視野に。

くもんの先生にも向き不向きがあります。

小学校高学年以上の子を指導するのに向いている先生、
幼稚園児に指導するのに向いている先生。

最初の教室の先生はうちの幼稚園児に人気がありましたが、小学生高学年ともなると完全に舐められていて、大声を出しても言うことを聞かない、なんてシーンも見ていました。

物腰が優しい先生だったのでうちの子たち(長女・次女)からは「前の先生がよかった」と言われていますが・・・汗

(補足) 「どうして前の先生がいいの?」と聞いてみたら、
次女・によ「前の先生は、によが寝てても起こさなかったから!今の先生は起こすんだよ〜!」
・・・ですって( ;´Д`)

私は会ったことはなく、噂レベルで聞いた話ですが、誰の指導にも向かない先生・・・
なんて先生もいるようです。

それでも塾などの座学に比べると先生の質はあまり影響はないと言われています。

教材が整っているからです。

素質がある子なら家庭学習だけで相当なレベルまで習得できる、と言うわけです。
とはいえ、そこまでのデスクワーク耐性がある子は滅多にいないし、それならくもん教室に通う必要はありません。

大半の子は(うちの子含め)、「先生に進度を管理してもらう。」「同じ境遇の子供が学習している。」「みんな難しいところはヒーヒー言いながらプリントしている。」
などの『頑張っていい理由』がないと頑張れないことが多いです。

それでも子供と先生の相性が合わなかったり、周りの小学生がイマイチだったり、先生がイマイチだったりすることもあると思います。

もし、選べる状況なら、各教室に見学に行き、先生と面談をし、教室を変えることも視野に入れると良いと思いますよ。

教材と価格

『やりとりレシピ』



※ ベビーくもんホームページより

ベビーくもんに通い始めると、『やりとりレシピ Baby Kumon 1号』が手元に来ます。
中には話しかけ方や遊び方のアイデアなどが載っています。

自分から発信してこない赤ちゃんへの対応は意外とムダに感じがちなので、
どうしたらいいか困ってしまうお母さんお父さんも多いと思います。

親が高学歴の子どもほど、話しかけが足りず、子どもの言葉が遅い、という報告もあるほどです。

身の回りに赤ちゃんがいない環境で育った親が多い今こそ、こういうハウツー本は必要なのだと思います。

ベビーくもんにフルで通うと冊子『やりとりレシピ』が24冊手元に来るようです。
しかし、私は仕事の合間に通ってたので最初の9冊までしかもらえませんでした。

ベビーくもんを始めて一年くらいで、
「あれ?特集されてる内容が幼すぎる・・・?」
と思い先生にほのめかしてみたのですが、何も変わらなかったので、
「そういうもんか」
と思っていました。

まあ、「定期的に通えなかったこちらにも非があるかな?」と思いました。

とはいえ、うちは3人目の娘だったし、実母とも同居なので、発達の不安や関わり方の難しさなど、一人目の時に感じてた不安はあまり感じてなかったし、あまり重要ではありませんでした。

絵本は毎号よかったですし、『やりとりブック』や『やりとりカード』はすごく気に入って遊んでました。

(ちなみに次女・によ は、あの黒いクマを受け付けてくれなかったので、子どもの個性にもよるみたいです。
※ 当時上の子が通っていたくもんの先生が「うちはベビーくもんはやってないのだけど、おためし教材だけでも」とくださいました。)

※ スタート号は、0・1歳台はBaby Kumon 1号、2歳台はBaby Kumon Advanced 1号となります。

※ ベビーくもんホームページより

ということなので、
毎月通えないことが予想できたなら、
① 慌てて1歳9ヶ月から始めるのではなく、
② 2歳に入ってから始めればよかったかな?と思いました。
そうすればBaby Kumon Advanced 1号からもらえた、ということなので。

結果論ですが。

(追記) 『2歳になるとBaby Kumon Advancedに変えてもらえる。ただし1号からになるようです』というブログ記事を見つけたので、先生に相談してみてもいいかもしれません。
これはOK、これはダメ、という感じで先生によって判断のバラツキがあります。『先生が知らなかっただけで、くもん的にはOK』というパターンもあるので、なんでもとりあえず先生に相談してみましょう!

『絵本』『やりとりブック』『やりとりカード』

『やりとりブック』『やりとりカード』


※ ベビーくもんホームページより

『やりとりカード』が三女・さんこ一番のお気に入りです。
はいはい期からトランプが好きで、よくかき混ぜてましたから。(→リンク)

カードは並べたり、まとめたり、読んでほしいとせがんだり、よく遊んでました。

「これなんだ?」「きゅうきゅうしゃ!」みたいなものから、
「いってきます」「ただいま」など、相対するフレーズにまとめて親しむものまで。

このカードをやった後から、三女が仕事帰りの私に「りー!」(おかえり)と出迎えてくれるようになり、ほっこりしました。

『絵本』


※ ベビーくもんホームページより

寝る前の絵本タイムに、上の子と混ざって三女・さんこも『くもんの絵本』を持って来てました。
絵のタッチといい、文を声に出した時の音といい、分量といい、よく考えられている本ぞろいです。

個人的にはヨーロッパを彷彿とさせる街を一年通してお母さんと歩く絵本が好きですね。
「1がつ、 おかあさんと あるく」「しろい ゆきを ふんで、 おかあさんと あるく」
単純な音の繰り返しが並ぶのですが、それがまた心地よいんです。
読んでて楽しい本はまた読んであげたくなりますね。

『うたぶっく』


※ ベビーくもんホームページより

『うたぶっく』はもともとよく歌っていたのであまり見なかったかな。
一人目の子どもだと、まだまだ子どもグッズが少ないので、良い助けになると思います。

『月1回の面談』

ホームページによると、面談は20分がスタンダードなんですね!

それを知らず、いつも60分くらい遊ばせてもらってました。
他に生徒がいなかったから、というのも理由の一つだと思いますが、完全に先生の善意です。
感謝しかないですね。

『れんらく帳』

地味に良かったのが「れんらく帳」の存在です。

『れんらく帳』



※ ベビーくもんホームページより

最初のうちは面倒だったので、面談に行く直前に殴り書きをしてたのですが、
さすがに書かずに面談に赴く、という選択肢はありませんでした。(小心者)

最終的には、
「普段つけてない育児日記の代わりになるのでは?!」
と気付いてからは、力を入れて絵を多用するように。

こんな感じです。
とはいえ、面談前に殴り書きなのは変わってませんが。

途中からは先生が見るとか考えずに、思い出にするために描いていましたw

『価格』

価格は月2160円。
月1冊のやりとりレシピ、絵本、やりとりカード、
あとたまにもらう、うたぶっくCD、やりとりブック

忘れてはならないのが、
月1回の子ども自慢タイム(面談)

しかも、
わが家の場合、毎月ベビーくもんに行けたわけではなかったので、行けた月だけお支払いしました。
なので、飛び飛びで行っても損はしなかったのですね。
(先生や教室の方針によるかもしれません)

だってちょっと考えるだけでも、毎月来る絵本とやりとりレシピや各種教材、それと面談時の先生の人件費を考えたら・・・。

月2160円は安過ぎると感じました。

庶民の味方ですねー!

まとめ

就学前の教育をくもんでやろうと思っている人には必須です!
教室や先生への慣れが違いますね。

ただ慣れるだけなら半年もあればいいんじゃないでしょうか?
となると2歳半くらいからのスタートになると思います。

まわりに謙遜なく子どもの自慢ができる大人がいない人は、早めからの開始がいいと思います。

半年〜1歳のお誕生日ごろのスタートでしょうか。

しつけとか生活習慣などは特に教えないので、そちらを期待する場合は「こどもちゃれんじ」のほうを調べたほうがいいと思います。

「こどもちゃれんじ」はしつけ、生活習慣については良作です!

しかし、「ひらがな」以降のスピードが公立小学校の指導要領に沿っているので、進みが遅くなります。
なので、家庭の学習方針によって、『そのまま進研ゼミに進む』か『公文式など別教材に進む』か考える必要があります。

幼少期の『飲み込みが早く』『脳みそが柔軟』な黄金期!!

お勉強!と意気込むのではなく、
子どもと一緒に楽しんだことが、今後につながっていく実感を持ちながらいろいろなことに取り組んでいきたいですよね。

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